第136回山本会「テーマなし」 | 内なる石のひびきに、熱き心がやどる

第136回山本会「テーマなし」

少し前のことになりますが、2023年最後の山本会は「テーマなし」にしました。テーマなしって思っていたより難しい。

それにメンバー的に普通の持ってくる人がいないですし。

そんな最後の山本会。

海老のジュレとカリフラワーのババロア

コーンポタージュ

牛肉ラグーとキャベツのカサレッチェ

大山地鶏もも肉のコンフィ カシスと赤ワインのソース

 

です。

さて、ワイン。

 

Ribolla Gialla Collio/Gradis'Ciutta

なんですか、このワインは最初からいきなり難しすぎます。ミネラル感があって白い花のような香り。少し甘酸っぱくて酸も高くやや苦味が残る。ってリボッラ・ジャッラってオレンジ以外にあるの?って思ってしまいますね。

Weiss Cuvée 2009/Weingut Schwarz

このワインが今回の1番でした!厚みがあり、樽しっかり。とろみと力強さと熟成感があるけどブルゴーニュとは少し違うような・・と思ったらオーストリアのグリューナーとシャルドネのブレンドってそりゃ難しいです。

Chablis Grand Cru Grenouilles 2018/Domaine Raoul Gautherin et Fils

シャブリはいつもわからないのがブラインドです。でもグランクリュなのに樽はあまり感じず、ミネラル感と酸があまり高く感じなかったのが敗因・・。ストラクチャーはしっかりとあるので高いワインだとは思いましたが全く予想できずです。5軒しかないグルヌイユの所有者の1人です。

Gevrey-Chambertin Clos de Varoilles 2014/Domaine des Varoilles

このワインはいつも違う表情を見せるんですよねえ・・好きなんですが毎回わからないです。タンニンが非常に強いと感じて酸の高さを考えてクシノマヴロかと思ってしまいました。自分のなのに。

Pinot Noir 2014/ Patz & Hall

石灰のような香りにアメリカンオーク的なバニラの香り。テンプラニーリョ?って思うほどに強いワインでした。

Maximus Pinot Noir 2021/Hochkirch wines

少しこの国特有のユーカリの香りがあり、桃っぽい香りと梅っぽい香りが入り混じります。酸が高く、やや重心が高く感じたのでロワールのカベルネ・フランかと思ってしまいました。ユーカリの香りを取り違えました。

Coyam 2020/Emiliana

果実味が弱めでタンニンが強い印象。酸は低めで力強い味わい。え?なんだこれ??ってことでニューワールドの国際品種の強めのブレンドとしか予想できませんでした。

Edizione Cinque Autoctoni NV/Fantini

濃厚で黒果実、チョコレートの香り。甘い。最近多い南イタリア特有のスタイルですね。これはこれしかない、って感じでした。

Pinot Noir 2020/Clay Shannon

色が薄いのに味が濃い、独特のピノ・ノワール。キャラメルのような味わい。

相変わらず難しいです。