第75回山本会 ~カベルネ/ソーヴィニヨン~ | 内なる石のひびきに、熱き心がやどる

第75回山本会 ~カベルネ/ソーヴィニヨン~

昨日は山本会でした。

先生クラスの方が多くてとても勉強になりました。それに珍しく王道ワインが揃いました。

それが返って深読みする原因になったり!?


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-アンティパスト

今回も会場はピアット・デル・ベオーネさん。


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-茶碗蒸し!?

イタリア式茶碗蒸し?



内なる石のひびきに、熱き心がやどる-おこげ

ラグーソースのおこげ



内なる石のひびきに、熱き心がやどる-仔羊のパイ包み

セコンドは仔羊のパイ包み


なんと私、シェフにテーマをお伝えするのを忘れていたのですが、このテーマにあった仔羊が出てくるなんてさすがです。


今回のテーマはカベルネかソーヴィニヨン。


つまりカベルネ・ソーヴィニヨンでもいいし、フランでもよく、ソーヴィニヨン・ブランでもソーヴィニヨン・ヴェールでもソーヴィニヨン・グリでもいいっていうテーマです。


これは赤も白も揃えるための私の苦肉の策なんですが、悪くないテーマでしょ?


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-ワイン


ということで今回のワインです。


1.シュタイニンガー ソーヴィニヨン 2009(オーストリア)


ハーブやミントなどソーヴィニヨン・ブランの香りがきっちり出てきているんですが、どこかチャーミングな花の香りもあり、ニューワールド、オールドワールド両方の印象がありました。なのでニューワールドだけど冷涼な産地・・・という予想のもと、ニュージーランドと答えましたが、全然違いました。


なるほど、オーストリアは温かい風が吹く冷涼地域・・・。そう考えればここですが、まずオーストリアでソーヴィニヨンを想定しませんよね?さすがのチョイスでした。


2.ゾルゾン コッリオ ソーヴィニヨン 2009(イタリア/トレンティーノ・アルト・アディジェ)


グレープフルーツやレモンの皮など酸っぱさと苦さがある味わい。ワインは柔らかくあまりソーヴィニヨン・ブランが主張するようなスタイルではありません。


ロワールかと思ってしまいましたが、なるほど。


3.フィリップ・ジルベール メヌトゥー・サロン レ・ルナルディエール 2007(ロワール)


先日の来日生産者のものです。私がもって行きました。自分の持っていったものをあまり褒めてもあれなんですが、やっぱりかなり好きな味です。熟成感がしっかり出ていて樽がしっかりあるのにバランスが取れていて柔らかさ、このドメーヌらしい女性っぽさが出ています。やっぱり素晴らしい。


4.ピュズラー ボノーム プイィ・フュメ 2009(ロワール)


甘口かと思えるほど貴腐のような香り。白系の花の香りに熟成香、ブランデーのような一種独特な香りがあります。2000年代前半かと思うほどの熟成感でしたが、まさかの2009年。

自然派っていうのはほんとにヴィンテージがわかりませんね。私は嫌いではない造りです。


5.シャトー ディッサン 2008(ボルドー)


王道中の王道!やっぱりボルドーはわかりますね。なんというかタンニンの細さと鉄っぽさ、血の香り。どの国で造っても近いものは出来ても同じようにはなかなか造れません。ディッサンは私も好きなシャトーで以前訪問したボルドーの中でも最もきれいで、そして美味しい。


時間と共にものすごく変貌しましたが、素晴らしい味わいでした。


6.レ・マッキオーレ パレオ 1999(イタリア/トスカーナ)


まあ、なんといい経験をさせてもらえるものか、ってワインですね。しかもこのテーマ!カベルネ・フランかと思いきやまだフラン100%になる前のカベルネ・ソーヴィニヨンをベースにしたブレンドです。


やはり熟成感を伴うとボルドーに近づくのがこの手のワインの特徴です。ただし、果実味のしっかりさはボルドーより上です。わずかに香る「イタリア臭」で私はイタリアであることはわかりました。

(ちなみにアルト・アディジェはイタリア臭がしません)


格段にレベルが上のワインでした。


7.シャトー ソシアンド・マレ 2006(ボルドー)


柔らかいスタイルで熟成感を感じるがしっかりタンニンがある、少しそのタンニンが抜けたように感じるが完熟したブドウを使っている、というのが推測でした。

なので熟成したチリではないかと思ってしまいましたが、まさかの王道ボルドーでした。やっぱりこのシャトーいいですね。


8.バッツェッラ TAM 2007(イタリア/トスカーナ)


これはイタリアの香りはあったのにボルドー、サン・テミリオン辺りのしっかり凝縮、濃厚っていうのなスタイルかと思ってしまい、判断が難しかったワインです。サン・テミリオンはありえませんから違う産地を探すのですが、イタリアに及ばなかった感じです。


凝縮感、濃厚な果実味があって粘土質土壌を思わせる味わいでした。


9.シャトー バタイエ 1983(ボルドー)


古酒の香りですが、しっかり果実味が残っていて紹興酒のように熟成香に加えて甘みを若干感じます。

非常に素晴らしい状態です。貴重なワインをありがとうございました。良い年って感じるワインでした。


10.シャトー レオヴィル・ポワフェレ 1976(ボルドー)


こんな貴重なワインをありがとうございました。これは勉強になりました。血や鉄のボルドー特有の香り。細いタンニンは良い年のものではないな、と感じましたが、このヴィンテージだとすれば相当状態がいいですね。熟成感がたまらない1本でした。


私は古酒をそれほど理解できていないのですが、これは素晴らしい!



内なる石のひびきに、熱き心がやどる-テーブル

非常に勉強になる山本会でした。


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