親友 | 内なる石のひびきに、熱き心がやどる

親友

私はどちらかというと友達の多い人間だと思います。

でも親友と呼べる人はというと・・・・多くはないかも知れません。

友達と親友、違いは何でしょうか。


私の中ではそいつのことを「お前」と呼べる人が親友なのです。

おそらく3人もいません。


そんな貴重な1人がこの世を去りました。


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-フクちゃん

フクちゃん。彼の愛称です。


初めて会ったのは高校1年生のときです。同じクラスでした。出席番号が私の次だったこともあって話す機会も少しありました。

私が入学してすぐの林間学校で彼の上履きを間違えて履いてそれをきっかけに話すことになりました。

(このときは私が悪いのにどうも正直好きになれそうにないと思っていました)


フクちゃんはこの頃から私の中でのファッションリーダーで常に憧れを持っていた覚えがあります。


2年生になるとクラスが別々になり、休み時間を共に何人かで男子トイレで過ごしました。(それがひと時の安らぎでした)


人生初の合コン(というのか?)はこのときにフクちゃんとホッタと3人で行きました(高校時)。そのときは私だけ成就しました、すみません・・・。


大学に進み、お互いに別の大学に行きましたが、夏休みなどで私が実家に帰れば常にフクちゃんと連絡を取り、一緒にビリヤードに行きました。彼の腕前はプロレベルでいつもコテンパンにやられましたが、それでももう何十回も行ったと思います。

ビリヤードは私が先だったのにすぐに抜かれました。


彼のマイキューはいつしか私のものとなりました。マイキューバックはいつも返せと言われたのに結局返せなかったな。


私の大学時代のファッションは割りと自分なりにこだわりを持っていたつもりでしたが、どこかフクちゃんに憧れ、真似していました。彼のようなセンスはなかったので似てはいませんでしたが、ベルボトムに抵抗を受けつつそれを履いていたのも彼の影響です。


スニーカーに興味がなかったのに履くようになったのも彼の影響です。



同じ男なのにこれほど憧れたヤツはいません。服装のセンス、ビリヤードのセンス、冗談のセンス、どれもが憧れだったような気がします。認めたくない自分はいましたが。


2年前の結婚式にも来てもらいました。でもそれっきり会ってませんでした。


まさか、こんな日がすぐ来るとは思いませんでした。先日、1月1日にメールが送られてきました。

「今年は年賀状メールでごめん。」と。ま、もともと年賀状なんて送ってくるヤツではありませんでしたが。


このときは元気だったそうで、近くまた会おうと思っていたところでした。最近はゴルフに凝っていたようで、よく勝負しようと言われていました。私も久々にゴルフを再びやりだそうとしているところだったので、勝負に応じようと思っていたところでした。


ビリヤードは及ばないけどゴルフなら勘さえ戻れば負けないだろうと。


何が起こったのだろうか。それからまだ12日しか経っていません。まだ現実が受け止められません。彼の顔は昨日見ても話しかけてきそうな顔です。

でも、話しかけてはくれません。


誕生日はわずかに3日違い、人生はこれからだったはずです。


こんなヤツなのでモテました。私の知る限りでもかなり。でも彼女とは続かず、仕事も続きませんでした。


でもみんなが彼を愛し、彼とともにあったと思います。私だけ遠くに行ってしまいましたが、心はつながっていたと思います。


昨日お通夜に参列して最期の別れをしてきました。仕事もあったのでお葬式には出れませんでしたが、最期に会えて本当に良かったです。最期といってもまだ実感がわかないので最期ではありません。


元気なフクちゃんしか思い出せません。


もう会えないんやなあ。。。もう会えないなんて信じられへん。信じられへんなあ・・・。