デグーの主な怪我について飼うためには知っておいた方がいい情報です。

家の体験談も含めてお話します。




触れるようになった頃のテンちゃん♪


●デグーの怪我について●

デグーを飼うにあたって最も多いのが外傷の怪我だと思います。

特に多いと思われる尻尾、骨折。

オスの場合のペニス脱もあります。







●尻尾抜け、切れ●

デグーの尻尾の先端が抜けたり切れたりする怪我。

→尻尾は、骨と皮膚をつなぐ皮下組織がほとんどありません。なので、骨から皮膚が抜けてしまう事があります。


〈尾抜け〉

骨と皮膚の下の組織が剥き出しになります。少し出血がある場合も。時間が経つと懐死して黒っぽくなる

〈尾抜け〉

尻尾が切れ、皮膚の下の組織や骨が見えたりする。少しの出血がある。

→尻尾がきれても再度生えることはない!


原因

▲尻尾を掴む

▲回し車に引っかかって切れる

▲部屋の中の散歩中足などで踏む、挟む


実は家も、早い段階でこの事故がありました。テンちゃんが部屋の中で散歩中、立っていた私がしゃがんでいた瞬間に膝の裏に尻尾を挟んでしまいました。

『きっー!』というような声がして見たら血が少し落ちていて、その後、皮下組織が剥き出しのテンちゃんと尻尾が落ちていました。




思い出したくない過去ですが、こんな事故が起きてほしくないので敢えて写真を載せました。


血の気が引いてとにかくパニックになりました。

直ぐにデグーを診てくれる病院に行きました。

→消毒をし、しばらく様子を見るよう言われました。

〈その後〉

今も切れている状態ですが傷はすっかり塞がっています。



●骨折●

足や手、肋骨などの骨折


原因

▲ケージ内での落下

▲部屋内、散歩中の高い所からの落下

▲部屋内、散歩中に人間が踏む

▲回し車に爪や指を引っ掛けて暴れる内に骨折


〈症状〉

▲食欲がなくなる

▲歩き方がおかしい

▲元気がない


〈治療法〉

●骨折の状態が軽い場合はそのまま

●運動を制限して自然治癒

●骨折した部分を固定

●状態が悪い時は断脚などもありうる


〈予防方法〉 

●ケージ内の極端な高低差をなくす

●部屋内の散歩中は、デグーの存在を確認する

●思った以上に早く動くので(急に足の下にいて踏みつけてしまう)散歩中の人間の移動は慎重かつゆっくりする


※家のテンちゃんも2回、散歩中に謝って踏んでしまった事があります。

足の骨折、肋骨の骨折→この時は入院しました。


どちらも人間の不注意のせいで、テンちゃんに痛くて辛い思いをさせてしまいました。

→我が家の部屋内、散歩中の注意点

●思った以上に早く走ってるくるので移動する時は、足元にいないか注意する

●家族の間で、今、散歩中と声かけする

●人間が歩く時はすり足で歩く


※獣医の先生には、次があったらこの子は死ぬと言われました。

愛するテンちゃんなのに、不注意で痛い思い辛い思いをさせてしまった事、本当に反省しています。

どうか、みなさんも気をつけてください。


ペニス脱●

オスのデグーのペニスは通常、体の中にしまっています。

時々、出して舐めていたりします。

→最初に出しているのを見た時は衝撃でした^^;

それが、出したままでバイ菌などがついて腫れてしまい体内に戻らなくなってしまうのがペニス脱です。


原因

▲ペニスを出した時に、散歩中、ケージ内で糸屑や被毛などが絡まる

▲出している時間が長くて乾いてくる

▲バイ菌など炎症して腫れてくる


〈症状〉

▲ペニスが出たままになっている

▲気にして舐めたりかじったりする


〈治療法〉

●動物病院で処方された塗り薬を塗る

●抗生物質を飲ませる(スポイドを使って少量もしくはおやつに付けて食べさせる)

●ペニスについている毛や糸くずを取る


〈予防法〉

●出たままになっていないか飼い主が気付くしかありません


※家もペニス脱になりました。気付いた時には出したままになっていて、腫れていたため体内に戻せなかったようです。


獣医に言われた治すための対策

①糸やゴミ、バイ菌がつかないようにケージ内の回し車、踏み台など全て撤去

②朝と夜にペニスに絡んだテンちゃんの毛などを取り塗り薬をつける

③一日3回ほど抗生物質をおやつに付けて食べさせる


一番苦労したのは②でした。

大好きな毛布に乗せて、体を上向きにしてピンセットを使ってペニスについた毛を取ります。

凄く怖がり嫌がって、キッーーーという声を出されました。取らないと腫れが引かず体内に戻せないのだと思って強気で望みますが、可哀想過ぎで涙が出た事もあります。

大好きだった毛布にも乗らなくなり結局、定期的に動物病院で毛を取ってもらい、

最終的に体内に戻るのに2週間ほどかかりました。


人間より一番可哀想で辛かったのはテンちゃんだと思います。

二度とこんな思いをさせないよう、


出したままになっていないか気をつけています。いかに早く気付けるかそれが一番大事です。


●まとめ●

●怪我の原因は人間の不注意やケージの設置間違いなどが大きいので気をつける

●オスの場合は、ペニス脱があるので普段から出たままになっていないか気をつける

●近くにデグーを診てくれる動物病院を予め探しておくのは大切




デグーに与えてはいけない食べ物について記事を書いていますので、参考にしてください。


与えてはいけない食べ物について