この写真のアーティスト。ご存知の方もいるでしょう。ラッパーのエミネム。彼は黒人しかいないヒップホップの文化で、唯一の認められた白人ラッパーだ。唯一白人であることのインパクトと、彼のエモーショナルなリリックとリズム、ビートの迫力は凄いものがある。さて、今日の本題はインパクトについて。強烈なインパクトを与える背景や存在が、人を魅了する。人を魅了することは、ビジネスで大事こと。社員を魅了する。顧客を魅了する。それが、盛り上がる会社になる。どんなインパクトが社会に影響を与えているか考えてみよう。まず、サッカーチームのブラジルについて。このチームは、他国の選手、監督、国民のファンも多い。皆さん、ファベーラというリオデジャネイロにある街を知っていますか？ここはあの有名なキリストの銅像の真下にある「スラム街だ。麻薬組織のギャングが仕切っていて、毎日殺し合いが絶えない場所。人口は1100万人。この街の男の生き方は、ギャングとなり殺し合いに参加するか、プロサッカー選手になるかのどちらかだ。つまり、サッカー選手になる以外道がない。成功するのはごくわずかだ。1100万人の中の男のほとんどが殺し屋になる。そんな恐ろしい街でも、平和になる日がある。4年に一度開催されるワールドカップ。どんな極悪な奴らでも、サッカーに熱狂的になり、お祭り騒ぎになる。なぜなら、彼らの夢そのものでもあるから。みなさんもこのストーリーを知ってブラジルを応援しようと思った人もいるのではないでしょうか？だって、ワールドカップで勝ち続ければ、殺し合いのない、平和な日が続くんですよ。だから、世界中がブラジルを応援するんだ。今回はドイツに負けたけど、次回は頑張ってほしいと思う。さあ次のインパクトは、ボクサーの内藤大助さん。元WBC世界フライ級王者。ご存知の方も多いだろうが、彼は、元々いじめられっ子だった。それは、ひどいいじめだったそうだ。苗字が二回変わっていて、生まれたとき→母親の旧姓→母親の再婚の際に内藤になったとのこと。家庭は貧しく、中学のときのあだ名は「ボンビー太田（母親の旧姓）」。この境遇がいじめの原因になった。いじめがまったのは中学2年の時。番格に嫌われ、仲が良かった友達にも避けられるようになった。内藤はその時を振り返って・ゲロ吐いたら血が混じっていた・ズボンを脱がされたり、ガラスを割った犯人として身代わりで先生に謝りに行かされた・ストレスから胃潰瘍になった・下痢もひどく、１日に5～6回もトイレに行く・自殺を考えたが、自殺する勇気がなかった・このままいじめられて、死ぬのが悔しかったと言う。中学生でこんなメンタルになるくらいいじめられるって相当ひどかった事が想像できるよね。けど内藤さんは、死を選ばず、自分の身は自分で守る。自衛を目的としてボクシングを始め、のめり込みんでいった。そして、チャンピオンになる。こんなインパクトのある背景もあり、勇気のある姿勢が、多くのファンを魅了していった。最後のインパクトは、プロ登山家の栗城史多さん。多くの人に「不可能な事はない」ということを示すために、前人未到のエベレストに無酸素で登頂することにチャレンジしている。（８０００m級で酸欠状態になるとボクシングでボコボコに殴られてノックダウンされるのと同じレベルで脳細胞が死ぬらしい。）過去に世界最高峰の山々を登ってきた。エベレストは4度挑戦しているが、天候がが悪い為に断念している。そして、深刻な凍傷を負い、無念のうちに下山した栗城さんを次に待ち構えていたのは、自身の“指の切断”という過酷な現実だった。9本すべての第二関節から切断する結果に。そんな状況でも、彼は現在もエベレストに挑み続けている。冒険の共有、不可能はないという事を背中で見せるために。勇気を与えるために。そんなとんでもない冒険のインパクトがみんなに応援され続けている。どのインパクトも胸を熱くするものばかりだ！！強烈なインパクトを与える事ができる。これができる経営者が生き残る時代になっていると思うんだ。そう。応援されるためにはインパクトを与えなければならない。従業員にしても、顧客にしても。じゃあどんな衝撃を与えればい？？それは、人それぞれあるんじゃないのかな。10億負債があっても夢実現した不屈の精神がある社長なのか。金の為でなく、社会貢献をするため活動しているビジョナリーな人なのか。誰とでも、フランクに話ができる柔らかい人なのか。なんでもいい。人を熱くさせる何かが必要なんじゃないの。経営には。俺はそう思うんだ。いかれたインパクトを世に示していこうぜ。形はなんでもいい。自分のスタイルで！！皆さんは、どんなインパクトをお持ちですか？？