郵便配達は2度ベルを鳴らしてダッシュする -3ページ目

郵便配達は2度ベルを鳴らしてダッシュする

主に映画について書いていますが、
それ以外にも
アホホーんなお話をします。ええ。

変態よいこのみんな!

へーおっ!

 

・・・。

 

あれ?おかしいな。

わしが「へーお」って言ったら

変態よいこのみんなも

「へーお」って

返事してくれるはずじゃろ?

 

どうもわしじゃ!

 

いきなり

フレディ・マーキュリーみたいな

挨拶で申し訳ない。

フレディ・マーキュリーといえば

泣く子も敬礼する

ロック界のスーパースター

QUEENのボーカリストじゃ。

 

そうなんじゃ。

昨日わしは

「ボヘミアン・ラプソディ」

というフレディの生涯を描いた

映画を観てきたんじゃ!

 

そのおかげで

今このブログを書いているわしの

上半身は裸にレザージャケット。

下半身もピチピチのレザーパンツで

もっこりを維持しとるど!

 

だってそうじゃろ?

例えば「ターミネーター」を観たあとは

全員、無条件でシュワちゃんに。

「ロッキー」を観ればスタローンになり

無意味に「アイルビーバック」とか

言っとるじゃろが!

 

かくいうわしも

「ボヘミアン・ラプソディ」を

観た後は、ゴリゴリのハードゲイじゃ!

 

気分だけな…。

だってわし女性の方が好きだもん。

変態なだけだもん。

 

性癖はさておき、

そこで今回は

映画「ボヘミアン・ラプソディ」の

感想を書こうと思う。

 

■フレディ役は誰がよかったのか?

 

ブライアン・シンガー監督

ラミ・マレック主演の

「ボヘミアン・ラプソディ」じゃが

その制作過程で、実は主演の

フレディ役が3度も代わっているそうじゃ。

 

最初にオファーを受けたのは

映画界イチの変態で

すぐに裸になって駆け回る

コメディアンの

サシャ・バロン・コーエンじゃ。

(写真/サシャ・バロン・コーエン)

 

サシャ・バロン・コーエンといえば

コメディ映画「ボラット」で知られ

すぐに脱ぐ過激なコメディアン。

正直、わしはサシャバロンが主演する

と言う情報に胸が踊った。

 

「あいつなら過激にちんこ丸出しで

ゲイ役を演じられる!」

 

と思ったからじゃ。

しかしどうも

制作サイドが過激なセックス描写を

描きたくないらしく

「ちんこ出せないなら、出演しねえんだぜ!」

と降板してしまったのじゃ。

 

そして二番目にオファーされたのが

映画「パフュームある人殺しの物語」で

天才的な嗅覚をもつ変態を演じたイケメン俳優

ベン・ウィショーじゃ。

(写真/ベン・ウィショー)

 

うーん。

悪くないんだけどな。

ちょっとハンサムすぎんだよな。

 

そして三度目!

ようやく主演に決まったのが

ラミ・マレック!

(写真/左がラミ・マレック

右が本物のフレディー・マーキュリー)

 

知っとるだろ!ラミちゃんだよ!

横浜ベイスターズの監督の

ラミちゃんじゃねーぞ!

 

誰だ似てねーって言ったやつ!

歯を食いしばれ!

ただ、わしはこいつ知らんけどな。

お前誰やねん!

 

あろうことか

「ボヘミアン・ラプソディ」の主演は

この無名?俳優ラミちゃんに

決まってしもうたんじゃ。

大丈夫なのか?

 

■ラミちゃんはやってくれた!

 

半ば「サシャ・バロン・コーエンの方が

絶対似てるんだよなあ」と思いつつ

映画館に向かったわし。

映画が始まり、前半から中盤。

 

「うーん。あんま似てない」

 

しかし後半、ラミちゃんはやってくれた!

 

フレディが長髪を切り

よく知られている

短髪ハードゲイになると

彼の演技は神がかる。

 

顔は?

似ていない。

 

しかしスクリーンの中には

確かにフレディがいた!

フレディの魂が宿ったラミちゃんが!

わしは密かに鳥肌がたったのだった。

 

理由はわからないが

こればっかりは

ご覧いただくしかない。

 

■泣かす気なら泣かずにいようホトトギス!

 

正直、フレディの生涯を映画化すると

誰もが知っている事実が

どっこいしょ!と

作品に重くのしかかる。

 

彼がエイズで亡くなったという事実じゃ。

 

わしは大学生の頃

毎日バイトばかりしとった。

昼間はレンタルビデオ店

夜は飲み屋で働いていた。

休日もバンド活動に明け暮れ

ほとんど学校には行っていなかった。

 

ある日ビデオ屋でバイトしとると

店内に流れるラジオから

QUEENが聴こえた。

 

「ここでニュースです。

イギリスのロックバンド

QUEENのボーカリスト、

フレディー・マーキュリーさんが

本日エイズでお亡くなりになりました」

 

わしはそれほどQUEENを

聴いていたわけじゃないが

エイズで亡くなったというニュースは

衝撃的だった。

そんな事実がある限り

映画「ボヘミアン・ラプソディ」は

「泣かせる映画」になっとるはずじゃ。

 

やってみんかい!

わしの涙腺はな、

鋼の錠前でガチガチにロックされとんのじゃ!

泣かせる気なら、受けて立とうじゃないか!

 

■フレディが残したもの

 

映画の後半、約20分間は

有名なQUEENの最後のステージ

LIVEAIDを再現する。

 

「ラスト20分、涙が止まらない!」

 

こんなクソみたいな

宣伝文句で脅しても

わしの涙腺は破れんからな!

かかってこんかい!

 

しかし、わしは騙されたのじゃ。

結末のわかっている映画だから

きっと変化球で泣かせにくるに違いない。

映画的なテクニック満載で

ドラマチックに仕上げ

小手先で泣かせるつもりだろ?

 

違ったわ。

 

ドストレート!!

なんたって最後のライブシーンは

実際のライブを

ただ再現しているだけなのじゃ!

変化球?

バカ言っちゃいけません。

正々堂々、160キロのまっすぐを

ぶっこんでくるのだ!

 

■ただのライブシーンで、なぜこれほど泣けるのか?

 

フレディは幼少の頃から

インド系と差別され、

大人になってもゲイと罵られ、

出っ歯を笑われ、

ずっと惨めな人生を歩んできた。

挙げ句の果てにエイズに感染してしまう。

 

「ママ、僕は人(僕自身)を

殺してきたよ。ごめんなさい」

 

それが有名な曲

ボヘミアン・ラプソディの歌詞じゃ。

 

彼は自分がエイズで死ぬことを

わかっていながら、

うまく出なくなった声を隠しながら

ライブエイドという

チャリティーのステージに立った。

 

なぜじゃ?

 

自分のためじゃないのだ。

 

「愛」は自分がほしいと思うと

絶対に手に入らない。

しかし誰かに与えようとすれば

いつのまにか生まれる。

 

これは言い換えれば

楽しいことだけを追い求め

自分のためだけに生きている奴は

永遠に愛を知らないままだってことだ。

 

人生は楽しんだ方がいい?

もちろん楽しめるなら

楽しんだ方がいい。

しかし、それだけでは見えない風景が

あることを知っておいた方がいい。

 

この映画はそんなフレディを

小手先の演出など使わずに描いている。

なんたって実際の映像と、

タイミングも息使いも一緒なんだから!

 

それでも、

死を覚悟して挑むライブシーンは

涙なしでは見れない。

 

さて、あとは自分の目で

ご覧いただきたい。

わしの感想はここまでじゃ。

 

で?

わしの涙腺がどうなったかって?

 

きっと変態よいこのみんなには

わかるじゃろ!

こんばんは。

どうも橋田壽賀子です。

渡る世間は鬼ばかり見てね!

なんでやねん。

 

どうもわしじゃ。

 

わしのブログって

なんやかんや前置き長すぎだと

思うんじゃ。

だから今回は前置きを

サクッとした文章にして

サクッと本題に入ろうと思うが

その前に、最近お気に入りの

ラーメン屋について

1万字くらい書いていいかな?

 

冗談はさておき

今回は、もう時効だと思うので

以前やった仕事について話すど。

それは今から10年くらい前の話。

海外ロケの仕事じゃ。

わしは某映像の会社に勤務しとったのだが

ドイツ・フランクフルトの郊外まで

ロケに行くことになった。

 

しかも期間は約1ヶ月。

 

渡航するのは

カメラマンわしと、

後輩のWくん。

あとは出演者やらなんやら。

長期ロケなので、

しっかりと準備して行ったのじゃ。

 

このロケは、なんつーか

詳しく言えないのだが

いわゆるCM的な撮影だと

考えていただきたい。

つーことで、そのCMの

クライアントである社長さんやら

その秘書やら

総勢15名ほどおったと思う。

 

■■■■■

 

ドイツかあ!

わし一回行ってみたかったんだ!

フランクフルト空港に着くと、

意気揚々と渡航したわしを

先に現地に入っていた

後輩のWくんが待っていた。

 

「飛行機お疲れ様です!」

 

Wくんのその笑顔に

わしは何か違和感を感じた。

 

「なに?なんか問題でもあったの?」

「実は・・・」

 

やはりな!

なんかあったんじゃ!

後輩のWは、

まだ映像制作の仕事に馴れていない。

そして初めての大掛かりな海外ロケ!

なんかミスしたに違いないのだ!

 

「実は・・・まあ、あとで話します」

 

わしは一抹の不安を覚えながら

早速、Wとともにロケ地へと向かった。

 

撮影初日の夜。

わしらの宿泊施設は

ひっそりとした山奥の

バンガローのような場所じゃ。

ドイツ人は気さくな人が多い印象で

みんな優しく、そしてビールが

アホほどうまい。で、安い!

なんとアイスティーより安いのじゃ!

ドイツ人はバカなのか!

いや神なのか!

 

わしと後輩のWは

しこたまビールを飲んでいたが

かなり夜遅くなっても

Wは一向に自分の部屋に戻らず

わしの部屋で飲んでる。

 

「さっき空港で言ってた話って?」

「いやそれなんですけど・・・」

 

どんなミスをしたか知らんが

誰にだってミスはつきものじゃ。

そんなことで命を奪われるわけでもない。

などと、わしはしたり顔で

先輩風を吹かすつもりでいた。

 

しかし彼の話は、

わしの予想しない内容だったのだ。

 

「実は、クライアントの社長さんと

その秘書いるじゃないですか」

 

いるな。確かにいる。

秘書(推定年齢五十代前半の女性)

 

「たぶんあの二人付き合ってると思うんですよ」

 

と後輩のWが言った。

だからなんなんじゃ?

不倫かなんか知らんが、

あの社長と、その秘書が

付き合っていることなど

わしらにはどーでもいいことじゃないか!

それともなにか?

熟年の恋愛はイカンとでもいうのか?

 

「で?」

 

わしは冷たく言った。

するとWは衝撃的な一言を言ったのだ。

 

「あの秘書、毎晩僕の部屋に来るんです」

 

■■■■■

 

こちらサンダーバード1号、

本部応答願います。

 

なんだ!サンダーバード1号!

 

今、私の目の前で

大事故が起こっております。

 

どんな大事故だサンダーバード1号!

 

推定年齢50代前半の社長秘書が

20代の後輩Wの部屋に

夜這いをかけています!

 

それは緊急事態だサンダーバード1号!

ただちに救助しろ!

 

本部。

こちらサンダーバード1号。

救助は拒否します!

 

■■■■■

 

なんと秘書のおばちゃんは

わしの後輩Wを気に入ってしまい

毎晩モーションをかけていたのだ!!

 

「よくやったW!これで

このクライアントからの仕事は安泰だな!」

 

「やめてくださいよ〜」

 

それからというもの

わしは毎晩、夜になると

Wを早く部屋に戻そうとイジワルをしたよね。

イジワルっていうかさ

仕方ないよね!仕事だもの!

 

まあ、その裏側で

W以外のわしらスタッフは

「帰国までにやっちゃうかレース」を開催。

オッズまでつけてたよね。

 

■■■■■

 

一ヶ月が経ち

長いドイツロケが終わった。

 

「やっちゃう」方にかけていたわしは

Wの自己申告によると負けらしい。

しかし、わしはこのレース結果を

甚だ信じがたい。

どうもイカサマの匂いがするのだ。

だって相手は社長秘書なんだから!

日本全国の

変態よいこの皆様

こんにちは。

昼は超やりて弁護士。

夜は歌舞伎町NO1ホスト

その正体は・・・わしじゃ!

どうじゃ?ダマされたじゃろう?

 

デタラメはともかく

わしのブログなんて

読んじゃう人はきっと

社会でいじめられ

友達も一人もいなくて

ちちじこまっておることじゃろう。

大丈夫、何をかくそうわしもじゃ!

そんな恵まれない

変態よいこちゃんに

魔法の呪文を授けよう!

「アタシチョウヘンタイナンデスケド」

困った時はこの呪文を

三回唱えるんじゃぞ?ええな?

 

前置きはさておき

今回は少々、マジメな話を

させてもらうので

おもしろ要素は

前半に詰め込んでおいたど。

わしのブログに

おもしろ要素のみを期待されている方は

ここまでで大丈夫じゃ。

 

■■■■■■■

 

今回はわしがどうしても

話しておかなければならない話なので

このブログを利用させてもらうが、

まずはこちらの映画の予告編をご覧いただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=6Fhmc1JTXY8

 

この映画は「サッドスケッチ」という

わしが、かなり昔に作った

自主制作の映画じゃ。

自費で数百万円もかけ

いろんなことがあったが

結局、納得のいく仕上がりにならず

完成はしたものの

ほぼ公開していない。

今ではただ予告編のみが

youtubeにあるのみじゃ。

 

しかしできの悪かった作品でも

とんでもなく光っている

ダイヤの原石みたいな女優に

出会うことができたんじゃ!

 

この予告編の全編に渡って登場している

彼女の名前は古河沙織さんじゃ。

 

さてその話の前に

まずは簡単に、

この映画のストーリーをご紹介しよう。

 

【サッドスケッチ あらすじ】

 

空き巣を繰り返す主人公の男。

その彼女は引きこもりで

家でスケッチブックに

同じ絵ばかりを描いている。

 

ある日、主人公が一人で空き巣に入ると

不在だと思っていたその家には

住人が寝ていた。

主人公は針金で作ったワイヤーで

その家の人々を、次々に絞殺する。

あらかた金目のものを奪い

その家を出ると

ちょうどその家に帰宅する

長女とすれ違う。

 

主人公がアパートに帰宅すると

相変わらず彼女は、

引きこもってスケッチばかり描いている。

二人は口論になるが

主人公は、なんとか彼女を説得し

二人であてもないドライブに行く。

 

一方、強盗殺人のあった家では

刑事が生き残った長女に話を聞いている。

その女は、主人公がすれ違った女だ。

夜遅くに帰宅したため

殺されずに済んだのだ。

 

その頃、主人公と彼女はドライブを続けている。

しかし結局、口論となり二人は別れる。

 

数日後、

主人公は次の空き巣を狙って出かける。

あてもなく電車に乗ると、

どこかで見たことのある女性を目撃する。

その女性は

自分が犯行後にすれ違った

あの家の生き残りの長女だったのだ。

興味を持った主人公は

その女のあとをつける。

 

家族全員を惨殺されたその女は、

どうやら毎日同じパターンで

生活しているようだ。

駅のロッカーに向かい

中をのぞいている。

しかし主人公には

ロッカーの中に何が入っているか見えない。

 

それからというもの

主人公は毎日、女のあとをつける。

女は毎日ロッカーをのぞいている。

 

ある日、電車の中で

うたた寝をしている女が

手帳を落とす。

主人公がその手帳を拾うと

中には、あのロッカーの鍵が入っている。

 

主人公はいつも女が覗いている

例のロッカーへ向かう。

鍵をあけ、ロッカーの扉を開ける。

中を覗き込む主人公。

その表情からは、

何が入っているかわからない。

 

■■■■■

 

と、こんな映画じゃ。

でな、わしが話したいのは

映画の内容じゃないのだ!

 

先ほどもふれた女優

古河沙織さんのことを

話したいのじゃ!!

 

彼女ははじめ

この映画に出演するはずではなかった。

メイクアップが得意だということなので

メイクのお仕事を頼んでおったのだ。

しかし、打ち合わせ中にわしが

「出演してみる?」と聞いたところ

彼女は目を輝かせ

「やります!」と答えたのだ。

 

とはいえお芝居の経験が

全くない彼女が本当に大丈夫なのか、

わしにもわからない。

しかしわしは

積極的にやりたがっている人と

映画を撮りたかったのじゃ。

 

そして映画がクランクイン。

彼女のお芝居は

まるで演技経験があるかのように

すごかった!

いや・・・凄いでは言葉が足りない。

輝いていた!凄まじかった!

周りにいるどの役の人も

完全に食っていた。

彼女はまさしく

役柄の女性、そのものだったのだ!

 

しかし撮影が進むある日

わしの携帯に意味不明の電話がかかってきた。

 

「あの・・・古河です。

本当に申し訳ないんですけど、

ここまで撮影してきて

申し訳ないんですけど

私、やめます・・・」

 

「いやいや、落ち着いて!あとでもう一回話そう!」

 

わしは、なんのこっちゃわからず

仕事が終わると彼女の家まで行った。

彼女は家までくると

思っていなかったようで

かなり驚いていた。

そしてわしは、ことの真相を知ったのじゃ。

 

彼女は、白血病だった。

毎日病院に通い

血液を入れ替える。

その足で撮影現場にくるので

薬の影響で、かなりフラフラな時もあった。

わしはそうとも知らず

撮影を行なっていたのだ。

 

「もう無理です」

 

彼女は泣きながら言った。

しかしわしは食い下がった。

 

「大丈夫!きっとなんとかなるよ!」

 

今にして思えば

撮影は中止した方がよかったかもしれない。

しかしわしは、自分の映画のことで

頭がいっぱいで

撮影中止など考えられなかったのだ。

 

「どうしても体調が悪い時には

代役でなんとかするよ!だから大丈夫!」

 

わしは、なんて残酷なのだろう。

そして映画の撮影は進んで行った。

 

撮影後半。

ビリヤード場のシーンがあった。

古河さんは、ちょうど誕生日が近くて

わしは、元気付けるためにも

バースデーケーキを用意した。

しかしその日の古河さんは

薬の影響で、かなりフラフラだった。

撮影が終わると

わしはすぐにタクシーに乗せ

彼女にバースデーケーキを渡した。

彼女は目一杯の笑顔でケーキを受け取った。

 

わしが彼女にあったのは

それが最後だったと思う。

 

病気のことを知り

それでも撮影を中止しなかったわしは

最低のクズ野郎で

自分勝手なゲス野郎で

生きている価値もない虫ケラだ。

 

後日、映画の撮影も終わり

ラフで編集作業も終わったので

完成直前の映像をDVDに焼き

古河さんに送った。

すると彼女から手紙が来た。

 

「出倉さんありがとう。

また一緒に映画作りましょうね!」

 

彼女はその数ヶ月後に亡くなった。

 

人づてに聞いた話によると

その後、演技に目覚めた彼女は

本当かどうかわからない話だが

あの、塚本晋也監督の映画の

オーディションに受かったそうだ。

主演は窪塚洋介だったとか。

これは、人づてに聞いた話なので

本当かどうかはわからんけどな。

 

まあでも、古河さんのお芝居は

それくらいすごかった!

 

わしは非力だが

普段の仕事をしながらも

大好きな映画を今も撮り続けている。

わしは最低のクズ野郎なのに

自分が好きな映画を

自分勝手に撮り続けていていいのだろうか?

しかし、やめることができない。

だって約束したからな。

 

「また一緒に映画を作りましょうね!」って。

 

 

 

 

あっ、

そうえいば言い忘れてたけどな、

今回ばかりは全て本当の話じゃ。