変態よいこのみんな!
へーおっ!
・・・。
あれ?おかしいな。
わしが「へーお」って言ったら
変態よいこのみんなも
「へーお」って
返事してくれるはずじゃろ?
どうもわしじゃ!
いきなり
フレディ・マーキュリーみたいな
挨拶で申し訳ない。
フレディ・マーキュリーといえば
泣く子も敬礼する
ロック界のスーパースター
QUEENのボーカリストじゃ。
そうなんじゃ。
昨日わしは
「ボヘミアン・ラプソディ」
というフレディの生涯を描いた
映画を観てきたんじゃ!
そのおかげで
今このブログを書いているわしの
上半身は裸にレザージャケット。
下半身もピチピチのレザーパンツで
もっこりを維持しとるど!
だってそうじゃろ?
例えば「ターミネーター」を観たあとは
全員、無条件でシュワちゃんに。
「ロッキー」を観ればスタローンになり
無意味に「アイルビーバック」とか
言っとるじゃろが!
かくいうわしも
「ボヘミアン・ラプソディ」を
観た後は、ゴリゴリのハードゲイじゃ!
気分だけな…。
だってわし女性の方が好きだもん。
変態なだけだもん。
性癖はさておき、
そこで今回は
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の
感想を書こうと思う。
■フレディ役は誰がよかったのか?
ブライアン・シンガー監督
ラミ・マレック主演の
「ボヘミアン・ラプソディ」じゃが
その制作過程で、実は主演の
フレディ役が3度も代わっているそうじゃ。
最初にオファーを受けたのは
映画界イチの変態で
すぐに裸になって駆け回る
コメディアンの
サシャ・バロン・コーエンじゃ。
(写真/サシャ・バロン・コーエン)
サシャ・バロン・コーエンといえば
コメディ映画「ボラット」で知られ
すぐに脱ぐ過激なコメディアン。
正直、わしはサシャバロンが主演する
と言う情報に胸が踊った。
「あいつなら過激にちんこ丸出しで
ゲイ役を演じられる!」
と思ったからじゃ。
しかしどうも
制作サイドが過激なセックス描写を
描きたくないらしく
「ちんこ出せないなら、出演しねえんだぜ!」
と降板してしまったのじゃ。
そして二番目にオファーされたのが
映画「パフュームある人殺しの物語」で
天才的な嗅覚をもつ変態を演じたイケメン俳優
ベン・ウィショーじゃ。
(写真/ベン・ウィショー)
うーん。
悪くないんだけどな。
ちょっとハンサムすぎんだよな。
そして三度目!
ようやく主演に決まったのが
ラミ・マレック!
(写真/左がラミ・マレック
右が本物のフレディー・マーキュリー)
知っとるだろ!ラミちゃんだよ!
横浜ベイスターズの監督の
ラミちゃんじゃねーぞ!
誰だ似てねーって言ったやつ!
歯を食いしばれ!
ただ、わしはこいつ知らんけどな。
お前誰やねん!
あろうことか
「ボヘミアン・ラプソディ」の主演は
この無名?俳優ラミちゃんに
決まってしもうたんじゃ。
大丈夫なのか?
■ラミちゃんはやってくれた!
半ば「サシャ・バロン・コーエンの方が
絶対似てるんだよなあ」と思いつつ
映画館に向かったわし。
映画が始まり、前半から中盤。
「うーん。あんま似てない」
しかし後半、ラミちゃんはやってくれた!
フレディが長髪を切り
よく知られている
短髪ハードゲイになると
彼の演技は神がかる。
顔は?
似ていない。
しかしスクリーンの中には
確かにフレディがいた!
フレディの魂が宿ったラミちゃんが!
わしは密かに鳥肌がたったのだった。
理由はわからないが
こればっかりは
ご覧いただくしかない。
■泣かす気なら泣かずにいようホトトギス!
正直、フレディの生涯を映画化すると
誰もが知っている事実が
どっこいしょ!と
作品に重くのしかかる。
彼がエイズで亡くなったという事実じゃ。
わしは大学生の頃
毎日バイトばかりしとった。
昼間はレンタルビデオ店
夜は飲み屋で働いていた。
休日もバンド活動に明け暮れ
ほとんど学校には行っていなかった。
ある日ビデオ屋でバイトしとると
店内に流れるラジオから
QUEENが聴こえた。
「ここでニュースです。
イギリスのロックバンド
QUEENのボーカリスト、
フレディー・マーキュリーさんが
本日エイズでお亡くなりになりました」
わしはそれほどQUEENを
聴いていたわけじゃないが
エイズで亡くなったというニュースは
衝撃的だった。
そんな事実がある限り
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は
「泣かせる映画」になっとるはずじゃ。
やってみんかい!
わしの涙腺はな、
鋼の錠前でガチガチにロックされとんのじゃ!
泣かせる気なら、受けて立とうじゃないか!
■フレディが残したもの
映画の後半、約20分間は
有名なQUEENの最後のステージ
LIVEAIDを再現する。
「ラスト20分、涙が止まらない!」
こんなクソみたいな
宣伝文句で脅しても
わしの涙腺は破れんからな!
かかってこんかい!
しかし、わしは騙されたのじゃ。
結末のわかっている映画だから
きっと変化球で泣かせにくるに違いない。
映画的なテクニック満載で
ドラマチックに仕上げ
小手先で泣かせるつもりだろ?
違ったわ。
ドストレート!!
なんたって最後のライブシーンは
実際のライブを
ただ再現しているだけなのじゃ!
変化球?
バカ言っちゃいけません。
正々堂々、160キロのまっすぐを
ぶっこんでくるのだ!
■ただのライブシーンで、なぜこれほど泣けるのか?
フレディは幼少の頃から
インド系と差別され、
大人になってもゲイと罵られ、
出っ歯を笑われ、
ずっと惨めな人生を歩んできた。
挙げ句の果てにエイズに感染してしまう。
「ママ、僕は人(僕自身)を
殺してきたよ。ごめんなさい」
それが有名な曲
ボヘミアン・ラプソディの歌詞じゃ。
彼は自分がエイズで死ぬことを
わかっていながら、
うまく出なくなった声を隠しながら
ライブエイドという
チャリティーのステージに立った。
なぜじゃ?
自分のためじゃないのだ。
「愛」は自分がほしいと思うと
絶対に手に入らない。
しかし誰かに与えようとすれば
いつのまにか生まれる。
これは言い換えれば
楽しいことだけを追い求め
自分のためだけに生きている奴は
永遠に愛を知らないままだってことだ。
人生は楽しんだ方がいい?
もちろん楽しめるなら
楽しんだ方がいい。
しかし、それだけでは見えない風景が
あることを知っておいた方がいい。
この映画はそんなフレディを
小手先の演出など使わずに描いている。
なんたって実際の映像と、
タイミングも息使いも一緒なんだから!
それでも、
死を覚悟して挑むライブシーンは
涙なしでは見れない。
さて、あとは自分の目で
ご覧いただきたい。
わしの感想はここまでじゃ。
で?
わしの涙腺がどうなったかって?
きっと変態よいこのみんなには
わかるじゃろ!


