最初は民家がちらほらある感じの中を抜けるので


かなーりゆるやかな上り。


初挑戦なので無理せずゆっくりこぐ。


徐々に民家が少なくなってくる。


あれ、なんかもうえらいよ。


心拍がいつのまにか160近い。


がんばってるつもりはないけど、


こぎだしということや、坂に慣れていないということもあり


どんどんきつくなってくる。


ぜっ、ぜっ、ぜっ


口からはく息の音がだんだん大きくなる。




ロードバイク日和


 


冬季通行止めの案内を横目に


いよいよ二之瀬のふところにとびこむ。


ヒルクライムで使うシッティング―


サドル後方に座って前方へ踏み出すを意識し


ゆっくりゆっくりのぼる。


心拍も序盤は220-23×0.8=157、6近くを維持しようと意識…


できるわけねえ!


正直こぐことに必死で心拍を配慮してなんぞいられなかった。


でも無理はしないようにということは考えていた。


 


だんだんこぎ

3月21日 走行距離  61.04km





二之瀬越へ初挑戦する日がやってきた。


10時には出ようと思っていたが、休みなので11時近くまで睡眠。


結局朝食()の食パンをかじって家を出たのは11時40分だった。


外に出るとすごい風。


うわぁやめとこうかな…。


そんな考えがあまたをもたげるが、意を決して出発。


 


やっぱ風すごい。


北西のほうからガンガン吹きつけてくる。


「風をいつも遊んでくれるトレーニングパートナーだと思え」という言葉を思い出しがんばる。


西に向かう道から、国道155号に入りを南へ向かうと


風の影響はそこまで感じられなかった。


先日、本で読んだことを実行してみる。


「定評あるメーカーのサドルは、どれも長年の経験に基づいて


設計されているので、カーブに内ももを軽くふれさせた状態で


ペダリングをしていれば、大腿骨がまっすぐに上がってくる。」


カーブにふれるように、カーブにふれるように…




おお!


これが本来のまっすぐなのか!


今まで自分はまっすぐ踏み込んでいるつもりだったけど、


実はまだ若干がに股ぶみだった。


うっし、これでまたもやレベル

ビギナークラスのあとに行われた、


スポーツ・エキスパートクラスの走りは、


次元が違った。


 





ロードバイク日和




 


とにかくすごいの一言。


特にエキスパートクラスの先頭を引いていた人。


はんぱねぇ…


力強いダイナミックなペダリングに


人車一体となった美しいフォーム。


圧倒的な存在感で先頭集団を牽引していた。


めちゃくちゃカッコイイ!


肉団子が弾丸のように走っている感じ。


そう、まるで肉弾丸!


少しでもあの人の走りに近づけるようにがんばろう。


 





ロードバイク日和




 


スポーツクラスがゴールし、


エキスパートクラスのみの戦いとなった頃、


会場を後にした。


 




ロードバイク日和




ロードバイク日和




 


天気が良かったのでエスペルさんの提案で


いよいよレース開始。


1周目はローリングスタートということで、


比較的ゆっくり目のペース。


スタートラインに並ぶのが遅く、集団後方にいたため。


走りながら少しずつ前へ。


徐々に湧き上がってくるアドレナリンで静かな高揚感を感じつつ、


スタート後の坂でゆっくりゆっくり前に行き、


先頭をしっかり目でとらえられる位置に。


隣を走っていたローディーが、


「さっき走ったときより楽だろ。集団で走ると感じが違うだろ。」


とおそらく初参戦の後輩ローディーに語りかけていた。


「はい!なんだか楽な気がします。」


心の中で叫んだ。


さらに「あんまり無理すんなよ。」と先輩ローディー。


「分かりました」←心の中


先導車のおかげで比較的ゆっくり登ったのでなんとか上りをクリア。


 


そして下り。


しゃああああああああああああああああああー


やはりスピードが出る。


しかもローリング中だから集団が密集しているので


一人で走るよりやや気を遣う。


一通り下り終えると


あのドイツカーブ。


みなさんそこそこのスピードで進入。


3月13日 乗らず





翌日のサイクルミーティングに備え、


昼食はパスタ。夕食はカレーライスをたっぷり食べる。


これでエネルギー満点!


完璧じゃんねーと思っていると、


『前日の夜の食事は、いつもよりやや軽めに食べたほうがいい。』


と本に書いてあった。


ガーーーン!


カレーで米1合半弱食べてしまった。


次回は気をつけよう。





ありがたいことに、エスペルさんのお誘いで


エスペルさんとエポスさんたちとリトルワールドまでご一緒させていただくことに。


これはますます寝坊するわけにはいかない。


はよ寝よ。


21:30には布団に入るがなかなか寝付けない。


ヤバイ、昼寝しすぎた。


寝付けないもどかしさと、レースへの期待感に胸を躍らせながら


眠りについた。


 


3月14日 走行距離 約69km


 


いよいよレースの朝がやってきた。


人間というのは不思議なものだ。


修学旅行などのイベ