14日、茨城県で開かれた国際会議で、「本来なら」日本にとって大変有益な発表がされました。
藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した、との事です。

「沖縄」の海で、です。

この発見のキモは、エネルギーの基となる資源を人の手で作り出せる、という点にあります。
つまり、有限である化石燃料に代わり、循環・再生産可能な無限の燃料が手に入るのです。
日本一国だけの話なら、リサイクル・再精製のネックであるエネルギーの心配が無くなり、完璧な循環社会という夢物語が嘘ではありません。

しかし、世界レベルで考えると話は違ってきます。
生産能力にもよりますが、石油資源バランスは間違いなく変わり、不利益を被る勢力が出てきます。
また 日本に対して共同開発を持ちかけたり、圧力を与えたり直接奪うなどして成果を狙う所も出てきます。
民主党政権ですから、研究資金を削ったり自発的に流出させたりなど、あり得ない話もあり得ます。

これは個人や団体のレベルを超え、国家・世界レベルの話になる、と自分は思います。
…今の日本には早すぎる「力」かもしれません。
稲田議員は官僚が作成した原稿を見ずに答弁するよう求め、菅総理大臣は「それなら原稿を読まないで質問するのが筋だ」と返しました。

言っちゃあなんですが、普段から言っている「想像力の欠如」「理解力の無さ」が如実に現れている、と思います。
「こいよベネット、原稿なんか捨てて掛かってこいよ!」ではなく「己の原稿で勝負せんかい!」なのに、意味を前者で捉えてしまっています。
後者なら「ジミンガー」が使えたでしょうが、前者なら次に原稿無しで来られると返しようがありません。
ある程度保守としてまとまりがある自民党ならともかく、矛盾だらけの民主党政権では迂闊な答弁はできません。
そんな状況で、この原稿無し発言がどういう結果をもたらすのか、今後の国会に注目です。

なお、この代表質問の中身や最後のオチは、衆議院TVや動画サイトで「ノーカット」で見ることをオススメします。
今日、ノーベル財団から2010年度ノーベル化学賞を鈴木章・北海道大学名誉教授、根岸栄一・米パデュー大学教授の日本人2人と、リチャード・ヘック氏(米デラウェア大教授)
に授与するとの発表がありました。
まずは受賞者の皆様に賛辞を送ります。
新たな発見、発明により人類の可能性がまた1つ広がりました。

さて、と。
実際、世界中にノーベル賞に相応しい方がおられます。
理解されやすい事でなくても、後々の礎となる事や未完成な物を解決したり、様々あります。
そこで気になるのが、そういった成果や能力に対して、対価に相応しいのはいくらか、ということです。

商売に繋がる新薬や新製品は考えやすいですが、その後の派生した物が成果に繋がる場合はどう考えればいいのでしょうか?

日本でよく見られますが、ヘッドハンティングや工場移転により技術が他国に渡り、競合国となる事で被る損失はどう考えるべきなのでしょうか?