QUEENⅡ | spanish castle magic

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Nv23001QUEENのアルバムでは、「QUEEN Ⅱ」が大好きで、特にフレディ・マーキュリーの担当したブラック・サイドの高揚感はたまりません。「QUEENⅡ」の紹介は、大貫憲章さんがニュー・ミュージック・マガジン1974年7月号で行ったものが最高だと思います。当時、同誌は、レコード紹介で100点満点の点数をつけており、大貫さんは、「QUEENⅡ」を99点としています。その文章を引用します。「クイーン。ぼくがブリティッシュ・ロックをずーっと愛し続けて来て、しみじみ良かったと実感させてくれた最も新しいグループ。クイーンこそ、キンクス、ヤードバーズ、ザ・フー、クリーム、レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、ディープ・パープル、ジミ・ヘンドリックス、そしてザ・ビートルズを含めた上での、ブリティッシュ・ロックの栄光の伝統が生むべくして生んだ、70年代最高のロック・グループと言うべき逸材であるとぼくは信じて疑わない。5月号のレビュー欄で、とうようさんは88点という、とうようさんとしてはインフレ的な高い点数をつけていたものの、その評文は驚くほど冷静だった(とぼくには思える)。一体どうしたら、あんな風に彼らを冷静に見つめることが出来るのか、ぼくにはとても信じられない。実際、ぼくにはクイーンの評文なんて、とってもマトモな気持では書けっこない。彼らのことを思っただけで、心はとろけ、千々に乱れ、舌はもつれ、胸はときめき、足は宙に浮き、背すじを戦慄が駆け抜けるのである。およそ、彼らに関して、悪いことなんて見つからない。エヴリシング・イズ・ソウ・ビューティフルなのである。とまれ、レコードの話をしよう。言うまでもなく、これは、栄光のクイーンの衝撃のデビューアルバムに次ぐ、必殺の二作めであり、結論から先に言ってしまえば誰が何と言おうと、前作よりはるかに大胆でナイーヴで華麗でセクシーでファンタスティックな、恐るべき完成度を、天地も裂けよとばかりに秘めた素晴しきアルバムである。サウンド・ポリシーは、考え方としては、デビュー作と同じであり、緊張と開放との突然の出逢いによる身も心もとろける麗しきカタストロフィにある。かつて、レッド・ツェッペリンは、ヴォーカルとギターを中心とするサウンドのエレクトリカルな操作を前提とする新しいタイプのテンション・メソッドあるいはテンション・バランスを創出し、一時代を築き上げた。しかし、クイーンは、その方式を踏まえながらも、ツェッペリンにはどうしようもない、時代の差の所産をさらに濃縮して自らの体内に注入した。10余年におよぶブリティッシュ・ロックの伝統とその果実とを汲み入れ、さらに、新しい時代の夜明けを告げるだけのリアリティを備えたものを創り上げた。まさしく、これこそ、ツェッペリン・エイジの若者による、新世代のロックである。ヘヴィである。しかし、スカッとしていて羽根のように軽くもある。アコースティックな感覚もふんだんに盛り込まれている。しかし、あくまで、エレクトリックの産物以外の何物でもない。ブライアン・メイの千変万化のギター・ワークが、最大の焦点であり、同様に、フレディ・マーキュリーの七色のヴォーカルを中心とした、絶妙のコーラス・ハーモニーのアレンジも筆舌につくせぬエクスタシーをもたらす。劇的、ひたすらに劇的。凝っている。しかし肩は凝らない。心を解放し、胸を焦がす。それがクイーンのサウンドである。アメリカのバンドがたばになってもこんな芸当は永久に不可能だろう。大ゲサではなく、ぼくはクイーンのサウンドの一閃にイギリスのロックの歴史を垣間見るのだ。(大貫憲章)」

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