Screamadelica / Primal Scream

1991年に発売されたPrimal Screamの3枚目のオリジナルアルバムです。

 

音楽のアルバムや曲の好みの話になると、よく聞く言葉があります。

 

「初期の作品は好きだったけど、今はちょっと、、何か変わっちゃったよねー」

 

昔好きだったサウンドから、少しずづ変化していき、今では、なんだかあの頃好きだった曲とは違って聴こえる。

だから、あんまり、最近は聴かなくなっちゃった。

 

こんなとこでしょうか。

 

私は、音楽の知識も、バンドを組んでいたことも、曲をつくったこともないので、よく分からないんですが、

成長するため、新しい表現を生み出すために、どんどんサウンドが変化していくのが普通なんじゃないかなと思います。

 

そんな、出すアルバムごとに、とんでもなく変化しまくるアーティストがいます。

それが、Primal Screamです。

 

パンク、ガレージ、ダンス、エレクトロニカ・・・

他ジャンルとロックの融合をアルバムごとに違ったアプローチで表現しています。

 

一つの必殺技を武器に戦うヒーローも大好きだけど、

色んな技や戦法を持っている技巧派ヒーローもかっこいいと思います。

 

さて、今回のアルバム「Screamadelica」、このアルバムの魅力は、

「成功、失敗は関係ない。実験すること自体が大切であるのだ!」です。

 

私が生まれる前に発売された本作。

20年以上経ってから手に取ったアルバム。

当時のムーブメントや、時代背景は、調べることは出来ても、全てを理解することはできない。

それでも、20年以上経ってなお、このアルバムは、私にとって新鮮な輝きを持った作品であることは間違いないのです。

てなわけで、そんな新鮮味に感じた曲のいくつかを紹介していきます。

 

1曲目 「Movin' on Up」

 

この曲を聴いたとき、何かどこかで聴いたように、懐かしく思えました。

華やかなメロディに、コーラスが入って、ゴージャスな印象がある1曲。

 

歌詞も、暗闇から抜け出し、光へと向かうといった、抽象的ではあるけど、希望を感じさせる内容です。

 

アルバム1曲目にして、あ、この感じは、すごくいいぞ!

期待しかないぞ!!

 

 

2曲目 「Slip Inside This House」

 

1曲目のソウルやブルースの感じはどこへ行ってしまったのか。

いきなり、世界観を一変させたこの曲。

 

13th Floor Elevatorsというバンドのカバー曲なんだというが、いきなり2曲目からサイケデリック曲をカバーするとは、なんたること。。

 

自分の固定概念は、なんて小さかったのかと思い知らされます。

 

3曲目 「Don't Fight It, Feel It」

 

トリップミュージックとは言いますが、この3曲目で、もはやロックと断言するのも難しいこの曲。

 

ただ、あきらかに、自分のテンションは上がっていくのが確認できます。

 

これが、トリップなのでしょうか。

 

ここから、アルバムは、どんどんトリップしていき、4曲目の「Higher Than the Sun」のタイトルにもあるように、太陽よりさらに高いところまで飛んでいくのです。

 

6曲目 「Come Together」

https://www.youtube.com/watch?v=ZUjW82je_38

 

 

この曲。元はシングルだったようですが、この曲が「Screamadelica」にもたらす影響はとても大きいと思っています。

 

ここまでで、ダンスやトリップ、サイケを取り込んで、一つの形にはとらわれない展開をしてきた本作。

 

が、この「Come Together」で、聴き手も一緒にトリップしようと語りかけているように思えます。

「ロック」という言葉の定義や、音楽のジャンル分けにばかり気をとられて、音楽が持つ本当のノリや、高揚感を忘れてしまっていた私たち。

 

形は関係ない、そもそもルールなんてものはない、自由なんだ。

だから一緒に来いよ!ひとつになろう!!

 

この曲がアルバムの真ん中に位置していることで、そんなメッセージに思えてくるのです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Y3ixEzKA4k0

 

ただ、かっこいい。

 

「Come Together」を聴いて解き放たれた自由な感覚は「Loaded」を聴いてさらに、テンションが上がっていきます。

 

ここから先、どんな展開が待っていて、どんな風に終わっていくのか・・・。

是非、想像しながら聴いてみてほしいです!!

 

 

このアルバム、全体的に高揚感や多幸感に包まれているように思えます。

自由な発想で、全てを受け入れ肯定する。

 

そんな姿勢を持つことがいかに大切かを学びました。

 

何事も挑戦とはよく言いますが、やっぱり結果ばかりが気になってしまいます。

それでも、実験して、やってみるからこのアルバムは生まれ、私のように、20年以上経った今、新たに感動する人がいるのです。

 

ありがとうございました!!

ではー