昇級・昇段試験のための東京武館への出稽古2日目は、松江指導員による実践クラスに参加させてもらいました。

このクラスは、年に一度行われるDefficのメインイベント『組手交流会・武館対抗戦』で勝つために松江指導員が自主的に開催してくださっているクラスです。




そのため、ミット打ちやマススパーリングをひたすら繰り返してたくさん汗をかけるような稽古内容でした。

しかし、ただ体力勝負の稽古というわけではなく、何度も何度も行われるマススパの中で、相手の動き(攻撃)の切れ目にカウンターを入れることを意識したり、自分の攻撃(特に得意技)を対戦中のどのタイミングで出すかを考えたり、レッグシールドからのラピッドキックがスムーズになるように、キックによる攻撃に重点を絞るなど、その都度テーマを変えながらスパーリングを行っていたので、意識するポイントや頭を使って考えることが多く、学びがたくさんありました。




そして当たり前ですが、改めて普段練習している技一つ一つが、実戦における攻撃や防御の動きに活きてくるのだなと実感できました。

ただし、普段の稽古で個々に練習している技を実戦(本番)に活かすためには、このように頭を使った組手の練習をしたり、想像力を働かせて攻撃パターンや防御パターンをより鮮明にイメージしながら稽古しなければならないとも感じました。

そのため、今後の同好会稽古の内容も規則的な型通りのものばかりではなく、バリエーションに富んだものであったり、スパーリングとまではいかなくとも、相手のイレギュラーな動きに対応できるようになる練習メニューを組んでいきたいなと思います。