2019年より月2回開催となったDeffic名古屋同好会の稽古の様子をお伝えします。


基本練習は前々回から取り入れ始めた身体の左回転に様々な動きを付け足していく練習をメインに、地面を蹴らないことを意識したフットワークの練習など。

ミット打ちも同じところばかりを狙う練習ではなく、ミットが出されたところに上手くパンチを合わせて、動きのなかで中心を打つ練習を行いました。

また、手で螺旋を描く動きを練習し、床と身体の接地面を意識しながら受け身をスローモーションで行うなど、身体を程よく温め、ほぐしたあとに、技をゆっくりかけ合う対人練習。

技をかける側は、なるべくスピードにムラが出ないようにゆっくり関節を固めていくので、技をかけられる側は螺旋の動きを意識しつつ、完全に固められる前に身体を柔らかく使い、技が決まる前に抜け出します。

実戦では、このようにゆっくり技をかけられることはまずないと思いますが、身体の柔らかい 使い方を学ぶことはとても大切なことです。

怪我もしづらくなりますしね!

今後も様々な稽古を行っていきますが、全部が全部、実戦ですぐに使える内容かといわれれば、そういうわけではありません。

しかし、身体を操作する方法を掘り下げていくことで、確実に技や動きの質が変わると思います。


攻撃パターン、防御パターンを身体に覚えさせたり、組手で相手の動きに合わせて臨機応変に動く感覚、反射神経を養う練習ももちろん大事なことですが、こういった身体をミリ単位で操作するような練習こそ、見た目は地味かもしれませんが、レベルが上がれば上がるほど、とても重要な要素になってくるのではないでしょうか。

名古屋同好会でも、この種類、この手の稽古だけということにならないよう、様々な目的ごとに稽古を組んでいけたらなと思います。