本日は、「知らない」という事が如何に「神秘」のベールで、我々日本人を包んでくれるかという典型のようなお話を書きたいと思います。私の身に本当に起こった事です。
MY LADYが、10年以上乗り回していた古くてボロいベンツがあるのですが、3番のプラグが定期的にオイル焼きでカーボンに包まれてしまうので1-2ヶ月に一回はプラグを清掃か入れ換えをしていました。その際、プラグをヘッドから弛めたあとに、割り箸でつまんで持ち上げると手も汚れないし走ったすぐ後でも熱い思いをせずに取り出せるので、写真のようにラジエターの上に割り箸をいつも置いているのです。その日は、たまたま何かの修理でベンツ専門でやっている修理屋に持っていって、直して欲しい箇所を説明するためにボンネットを開けて説明していたところ、ヨーロッパ系のそのショップのオヤジが、「このチョップスティック(箸)は何に使うんだ?」と言うから、「スパークプラグを外すのに使ってるんだ」と私。するとオヤジは目が点になりながら、「こ、これでスパークプラグを外すのか?」と聞いてくる。「そうだよ。いつも3番がダメになるからこれで外すんだ」と私。。。 オヤジはしばらく目が虚空を泳いでいたが、自信の無さそうな声でもう一度、「こ、これでスパークプラグを、へ、へ、ヘッドから外す事が出来るのか?」と、、、、ここで私は、このオヤジが勘違いをしている事に気が付いた(笑)。そう、みなさんお気づきだと思いますが、オヤジはプラグレンチ無しで私がこの割り箸だけでヘッドからプラグを外せると思ったようです。頭が狂ってると思われるといけないのでちゃんと説明しましたが、文化の違いがフィルターとなって、こんな細い木の棒でスパークプラグが外れるなんて、一瞬でもプロに思わせてしまうなんて、逆利用すると凄いパワーになってしまうんじゃないかと思いました。昔の日本人って、こんなトリックを駆使してアメリカで成功したんですかね?笑
