何年、動かしていないんだろう。。2001年、ユタ州の田舎にて
果たして車が”FOR SALE”なのか、それともこの土地が”FOR SALE”なのだろうか・・・
ド田舎の草原で、しばしの休息を楽しむ車達。いつか元気に走る日が来るのだろうか?
2001年にアメリカのクソど田舎まで59インパラコンバーを買いに行った。
空港を降りてレンタカーを借りて田舎道を走っていると、どうしても放置されている古い車に趣を感じて、いちいち停まって写真を撮ってしまうのは、もしかしたら何か直らない病気にかかってしまっているのかもしれない。
思えば、まだ3-4歳の頃、田舎のおばあちゃんの家にオヤジのパブリカに乗せられて向かう途中、所々にある解体屋に積み重ねられているような”壊れた車”を見ては興奮して車の窓から身を乗り出していたらしい。
オヤジとお袋に、頼むから停まってくれと言っても、勿論、怒鳴りつけられて終わりだった。だが今は違う。大人になって今度は自分が運転しているので、そんな光景を見ると今度は自分の意思で車を停める事が出来る。快感この上ない。問題は、いつまでたっても目的地に到着しない・・・笑
ちなみにばあちゃんの家は自動車修理工場だったのだが、ど田舎だったので工場脇に解体車が何台もあり、晩御飯の時間までずっと解体車の中で遊んでいたことが遠い記憶の中にある。
さてこの写真の車たちは全て田舎の草原のような所に、何年放置されているか分からないくらいの状態で、毎日青空だけを眺めて人生を送っている車たちだ。不思議なことにどれも「for sale」サインが掲げられており、この状態の車をオーナーは本気で売るつもりらしい(苦笑。
ビートルにいたっては、果たして車が売り物なのか、それともこの”土地”を「for sale」と言っているのかさえ分からない。ロサンゼルスのゲットーも面白いが、アメリカのド田舎もまた違った意味で面白い。そのうち、この巨大なアメリカ全土を、こういった”壊れた車”を探す旅に出かけたいものだ。


