私が小学生のころは「ファミコン」が出たばかりで
友達の中でも持っている人はあまりいませんでした。
なので遊びはもっぱら 野球でした。
近くの広場・・・ではなく 田んぼで(汗)
近くの公園・・・ではなく 神社の境内で(汗)
2人ならキャッチボールとか、トスバッティング。
4~5人集まれば三角ベースで。
グローブ バットがなければ
テニスボールなどで遊んでました。
部活は毎日、遊びも野球なら
強くなるのは必然です。
6年生の春の大会では地区準優勝となり
県大会に出場することができました。
そして小学生最後の夏の大会
すでに地区内で私たちのチームは有名になっており、
他チームからも優勝候補の筆頭に上げられていました。
当然、チームの士気も上がります。
その夏の大会の1回戦の相手は
いままで練習試合でも公式戦でも
負けたことがない、いわば「カモ」状態のチームでした。
私のチームは
優勝を目標としていたので
1回戦はさっさとコールドゲームで片付けたい雰囲気でした。
「必ず優勝するぞ!」と
キャプテンであるN君が円陣で盛り上げました。
ふと 私は
(この試合勝つと午後もう1試合やるようになる 早くかえりたいな)
一瞬そんなことを考えてしまいました。
でも私もやる気満々であることには変わりありません。
ほんの一瞬です。そんな意識が現れてはすぐに消え去りました。
その試合では私は3打数3安打でした。
しかし、
守備でエラーが出たり、チャンスでヒットが出なかったり
何かチーム全体の気持ちが空回りする空気が漂い
その試合はなんと5対4で負けてしまいました。
キャプテンのN君や
小学校のガキ大将で
チームを鼓舞するために
嫌われ役に徹していた
ピッチャーのS君までもが
地面に突っ伏してワンワン泣いていました。
実は
このことは誰にも話したことはありません。
はじめて打ち明けます。
どんなスポーツでも
「チーム一丸となって」
というフレーズをよく耳にすると思います。
自分たちが相手よりも強くても
チーム全員の気持ちがそろっていなければ
一人でも違うことを考えていれば
勝てないんだ
それが
まさに今日の自分だ
と悟りました。
私も実際、試合中は夢中でボールを追いかけました。
3打数3安打という成績も残しました。
にもかかわらず
絶対勝てるチームにまけたということは
さっき一瞬だけ頭をよぎった
あの
(早くかえりたいな)
という意識のかけらが
チームを負けに導いたんだと
確信しました。
一瞬の意識のかけらが
自分以外の周囲の人さえも巻き込んでしまう
怖さを知り
同時に
一瞬の意識のかけらが
現実となって永遠に
残り続ける
スポーツを通して
小学生ながら
正直ホントにおそろしい思いをしました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
次回
中学校にあがってからのことを
書きたいと思います。