おはようございます。
ナースセラピストのわたなべです。
私のセラピストへの入り口となった 、
リフレクソロジーを習得するきっかけは、
「看護師さんを癒したい」でした。
関連記事はこちらです。
(よろしかったら読んでみてください)
働きすぎて燃え尽きてしまう前に、
頑張りすぎないように、
心も体も癒したい。
そして、さらに元気になるように、
少しでもお手伝いしたい。
そんな思いがありました。
スクールを卒業する頃には、関西でも店舗を出すことに。
そして、運良くオープニングスタッフとして採用していただけることになり、同時にスクールのインストラクター試験にも合格していました。
ワクワクしながらオープンに向けて忙しく準備をしていたその時に事件は起こりました。
それは、関西2店舗目のオープン前日の夕方。
その日は東京から社長や副社長が来られていて、
オープンの最終確認をされていました。
すると、急に社長に手招きされ、
「ちょっとこちらに来て」とサロンの隅に。
何か注意を受けるのかなぁ?って、
緊張しながら社長のもとへ向かうと…。
社長 「あなた、明日から店長をしてね」
私 「店長はもう◯◯さんに決まっていますけど…」
社長 「知ってる。でも、あなたに変更!」
私 「わたし、インストラクターに…」
社長 「そう?だけど、あなたが店長で決まりね!」
私 「は、はい。」
心の中では「え〜〜〜っ」と思いながら、
『鶴の一声』とはこのことなのね〜😰
まるでロシアンルーレットのような気分。
(正確な言いかたではないけれど、
予期せぬ出来事以上の感情だったのです)
そこからは大きな渦に巻き込まれるように、
毎日が目まぐるしく過ぎていき、
新店舗をオープンする際の立ち上げや、
スタッフ指導を任されることに。
一年が過ぎた頃には本部に異動となり、
全国の店舗を統括することになっていました。
各店舗の店長からSOSが入ったり、
売上が下がっている店舗があればすぐに行き、
原因と対策を考えて改善する。
会社の方針を伝えることも大切ですが、
私がもっとも重きを置いていたのは、
働いてくれるスタッフのみんなが楽しく働ける環境作りと
モチベーションの維持でした。
店長をはじめとして、
スタッフの一人ひとりに話を聞き、
時にはプライベートな相談にも。
メンタルが整っていなければ仕事なんて、
ましてや楽しく働くことができないから…。
マニュアルだけにとらわれず、
お客様の立場になって考える。
「自分がしてもらったら嬉しいこと」を
各自が常に考えて行動できるように…。
そうすれば売上は必ずついてくると思っていたから。
有難いことに、スタッフの努力のおかげで、
ほとんどの店舗で売上の記録を更新することができました。
だけど、全国の店舗をまわる生活も3年をむかえる頃、
2度目の燃え尽きがやってきました。
仕事は忙しいけれど仲間にも恵まれていて、
充実した毎日を過ごしているつもりでしたが、
不規則な生活で体重が減り、
お休みが取れた時には決まって体調を崩して入院したり…。
身体は悲鳴をあげていたのに、
気持ちだけで保っている状態でした。
(自分では気付いていない)
それが、些細なことがきっかけで、
気持ちの糸が切れてしまい、
芽生えた感情は「もう、充分やりきったなぁ〜」でした。
期待に応えようと頑張り過ぎてました。
無理していることに気づかず…。
「はぁ〜、またやっちゃった」
その後、会社を退職することになりました。
あれから16年が過ぎ、
当時を振り返ってみると、
ロシアンルーレット事件のおかげで、
凄く忙しかったけれど、
いろんな経験とたくさんの出会いがあり、
貴重な時間を過ごすことができて、
とてもとても感謝しています。
今の私の礎の一部になっていることは確かです。
会社を退職してから行ったバリ島で、
タイ古式マッサージと運命の出会いがありましたが、
続きはまた明日に。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。
渡辺ひろみ