●第28節 神戸vs鹿島
優磨 聖真
安部 充孝
レオシルバ 永木
安西 町田 犬飼 西
スンテ
金曜日のスカサカライブでは、天皇杯広島戦のレビューをがっつりやっていましたが、岩政の注目選手は篤人と遠藤。そりゃね。篤人のセットプレーの守備時のコーチングを例にあげて、ゲームの隙を埋めて行く作業をする篤人の存在感を評価してました。遠藤のことはやっぱり「替えのきかない選手」と。その動きの解説も面白かったので未見の人は見るといいよ。
そんな天皇杯の120分から中2日、しかもアウェー、しかも16:00キックオフ。しかもイニエスタいない(笑)。マゾヒスティックな連戦でフレッシュなのは町田、それから怪我から復帰の充孝。というかいつの間に怪我してたんだ充孝。ちょこちょこ痛んではつかみかけたチャンスを手放す男充孝。今日はどうか。
連戦の遠藤はベンチからもはずれ、小笠原がベンチ入り。次のACLが出場停止のレオシルバはここで働けとばかりに今日も先発。レオ自身も、次は休みだ今日頑張るぞー!という気合いを感じる怪物パフォーマンスでした。
(ただレオの後ろからのファウルはなんとかならんのか。危ないからこそリスクを負って行くんだろうけど、あかん位置でFK与えるのでヒヤヒヤします)
30分先制。聖真がドリブルで前進、左から追い越す優磨にパス、深いところからマイナスのクロスにニアで安部がつぶれて外から走り込んだレオがゴール。くーっ。素晴らしい。安部が4人ひきつけて、レオはフリー。ていうかレオどんだけ走るんだ。4人が絡んでいる、チームゴールだねえ。
先制するまでは中盤の取り合いが本当に拮抗していて、ニュートラルに見ているファンには面白かったと思うけど、こっち側から見ればぐわー、自由にやらせてもらえねえ!っていうストレスフルな展開。でもこの1点取ってからは主導権がこちらへ傾きました。セカンドボールもかなり拾えるようになって、先手を取れるようになった。いいよいいよー。
そうこうするうちにコーナーキックから2点目。安部の仕掛けで得たFKがクリアされてもらった右CK。永木のキックをニアで犬飼がスラして、中にいた西が右足ゴール。これもまた、練習通りなんじゃないの?犬飼も走り込んでスラしてるからね。永木の低めの速いキックもよかったし。セットプレーで点が取れるようになってるなあ。
2−0で折り返し、後半はさすがに神戸も圧力をかけてきました。それでも鹿島ゴール前は固い。町田も慣れてきたし、犬飼も一時期に比べたらすごい安定してる。サイドバックやボランチとの守備の連携が試合を重ねて深まってきたのかな。
2−0は危険な……?なんの話ですか、っていう3点目は56分。神戸のGKキム・スンギュが、ペナ外でバックパスをキープしてビルドアップするぞっという所へ優磨が猛然とチャージ。足元なら負けるはずない。シャカっとかっさらって無人のゴールへ流し込む。くうううう。そんな優磨が大好きさ。
この3点目で神戸のやる気がガタッと落ちましたねえ。優磨はお役御免で休息のためOUT。替わったセルジーニョが75分にゴール。充孝に替わってインした三竿がタッチライン際で粘ってマイボールにしてアシスト。もう神戸の守備ユルユルでした。
後半からですかね、ずーっと鹿島サポの聖真チャントが聞こえてました。あとはお前のゴールが見られたら完璧だ!というサポの渇望は共感するけど、プレッシャーにならないかな(笑)。最後の交代カードは永木→金森で、フル出場の聖真にゴールチャンスが来た。アディショナルタイム。左から2回切り返してシュート!キレキレやん!ゴールや!と思ったら、金森に当たってコースが変わってた……。記録は金森のゴール。いや、金森も最近のパフォから言ってゴールが欲しかったところなんでめでたいんだが、聖真のゴールだよなあ(苦笑)。金森だってもっとすっきりしたやつ入れたいやろ。そうでもないかな。
イニエスタも郷家もいなくてラッキーだった面もあるかもしれないけど、この神戸戦は日程的にもきつさのピークになると思っていたので、ゆとりを持って勝てたのは本当に大きい。優磨を65分で下げることができたの、絶対後で効いて来る。
コンサドーレが1試合少ないので暫定ですがとりあえず勝点45で3位に浮上。広島が負け川崎が勝って得失点差で首位交代し、首位川崎との勝点差は11です。とにかく勝ち続けるしかないですね。前半戦、負けすぎましたから、残り全勝しても勝点63。うーん……。
次は水曜日、ACL水原三星。