コーチ八木沢の選択により、東アジア選手権で最高の世界デビューを果たした「まふゆ」。
物怖じしない天真爛漫な氷の妖精が戸惑うのは、八木沢への想い。
(奥さんのいる人だなんて、知らなかった――)
ううううーん。
ベテランで漫画表現の達者な作者さんの描く作品。
面白くないわけではないのですが……これはちょっと目指すところが古くないですか。
いまどきのスポーツ物として、技術的な話があまり出てこない上に、見せ場がなあ、まふゆちゃんの見開きは華やかだけれど、情緒的なムードだけでスケートの素晴らしさを伝えられてもなあ……。
スポーツもの、いえ特殊な業界を扱う物語としては、情報面においても志向する方向性においても、新鮮味が感じられません。
恋をしてるから→素敵な滑りに!
なんてさー、「愛のアランフェス」(←私もリアルタイムでは知りませんが、かつての槇村さとるスケート作品)の時代までじゃないかな通用するのは。
荒削りな才能の持ち主が→「アタシがんばるもん!」で一流選手に!
ていう構造もさー、いつの時代のスポ根でしょうか。
2巻でもうすでに先が見えてしまった感のある作品ですが、
なんとかならんですか、へいうち先生!
女性誌というせっかくの新しい場所、せっかくの女の子主人公なのに、先生の新たな局面を切り開く野心作にならんのですかコレ!
(なんか無念……鬼束れいちゃんが「オフサイド」のシンゴに見えるのは私の目が悪いのか?!)
