いまさらながらの話題ですが、どうしてここのレビューは海外小説なのか、というお話を。
私自身はずーっとずーっと翻訳小説を読んでいるので、特別に理由を考えたこともなく、
むしろ「なんで世間のひとびとは翻訳小説を読んでくれないのだろう」くらいに思っていたのですよね。
しかし、ひとさまに聞かれてみて改めて考えるに、
真の「海外作品好き」であれば、原文で読めばいいわけで。
あえて翻訳された、言ってみればワンクッション置いて読みやすく改変された作品を好む理由とは
「よその国のお話のほうが気分転換になるから」
という、実はわりとつまらない理由ではないかと思うのです。
だってですよ、仕事につかれた脳みそで、たとえば高杉良の企業小説なんか読みたくないわけですよ。
いくら面白かったとしても、読みたくない。
恋愛小説も犯罪小説も、国内作品を読んでいると、ヘンな言い方かもしれませんが、そこに描かれている物語よりも私の知る現実のほうがよほどドラマであったりするのですよね……。
おかしな日本語表現やおかしな描写にイライラしたり、いちいち引っかかったりしたくないのですよね……。
ただでさえツッコミ番長な口うるさい自分、このへんを語りだすと、うわー、おそろしいほどにいけすかない批判(ていうかただの悪口……)になってしまいそうなので、やめておきます。
というわけで、よその国の殺人事件だとか、地球が滅亡する話などの、自分の実人生から遠くへだたった物語たちに、今日も癒されているわけですね。
そのおかげで、私もココも平和なのかもしれません……。
