サトウユウイチのごすぺる放浪記 -579ページ目

パブリック・エネミーズ



 大恐慌時代のアメリカの有名な強盗ジョン・デリンジャーは、FBIから社会の敵(パブリック・エネミー)として追われるものの、絶対に仲間を裏切らないことと鮮やかな銀行襲撃の手口で民衆のヒーローでもある。

 ギャング映画と言って僕が最初に思い出すのは、80年代後半のケビン・コスナーが主演した「アンタッチャブル」。
 ロバート・デ・ニーロ演ずるアル・カポネ一味の、警察や政府にまで影響力を持つ巨大な悪の帝国に立ち向かうFBI捜査官達が主人公だった訳ですが、今や時代は変わって、今やヒーローなのは民衆を苦しめる社会悪にケンカを売るギャングが主役になる時代。

 FBIも一応、クリスチャン・ベールががんばってますけど。
 主役なのに共演者や敵役を光らせるのが得意なこのかた、今回の相手はジョニー・デップですからね、キャスティングした人も狙っていたとしか思えません。

 暴れまわる銀行強盗と、それを追いかけるFBIというストレートなお話ですから、見どころは凝りに凝った雰囲気と演出だと言えるでしょうか。