逃亡者(詞) | 吟遊詩人 (高次脳機能障がいを抱いて……)
夜の河の大都会に
人の魚が群れをなして逃げてゆく
街の時はあまりに早く流れ
愛を見つめる場所もない
逃げようとする愛は水の中の逃亡者
誰も追いかけるけど
逃げようとする愛は水の中の逃亡者
誰もいない海へと向かってゆく
地図を失くした愛………
停めた車が照らす冷たい街
ウソの夜が時間まで狂わせてゆく
心のシートは後ろに倒して
疲れ果てただ眠りにつく
逃げようとする夢は水の中の逃亡者
誰も探すけれど
逃げようとする夢は水の中の逃亡者
遠く濁った海で小さく輝くだけ
地図を画けない夢………


