疲れきった日々の暮らしに

幸せだとか不幸せだとか忘れ去り


今日も苦いコーヒー口に含む


こんな夜に疲れきった男は

月明りの下で笑顔で踊る夢を探すが


いくつもの傷あとが夜の静寂に消してゆく


幸せの意味がわかるまでに

なんど悲しみが心のドアを叩くのだろう



通り過ぎる人々の吐息のせつなさを

気づくことなくすれ違う毎日に


瞳をおおうレンズは曇ってゆく


こんな夜に疲れきった女は

月明りの下で確かな愛を探すが


いくつもの傷あとが夜の静寂に隠してゆく


愛する意味がわかるまでに

なんど悲しみが心を震わせていくのだろう