せせらぎ(詞) | 吟遊詩人 (高次脳機能障がいを抱いて……)
疲れきった日々の暮らしに
幸せだとか不幸せだとか忘れ去り
今日も苦いコーヒー口に含む
こんな夜に疲れきった男は
月明りの下で笑顔で踊る夢を探すが
いくつもの傷あとが夜の静寂に消してゆく
幸せの意味がわかるまでに
なんど悲しみが心のドアを叩くのだろう
通り過ぎる人々の吐息のせつなさを
気づくことなくすれ違う毎日に
瞳をおおうレンズは曇ってゆく
こんな夜に疲れきった女は
月明りの下で確かな愛を探すが
いくつもの傷あとが夜の静寂に隠してゆく
愛する意味がわかるまでに
なんど悲しみが心を震わせていくのだろう


