たとえば、恋を失ったとき、もう2度と恋なんかできないと思うものだ。


あの恋のはじめのときめきが芽生えるとはとても思えない。


治癒力を信じて静かにひとりの淋しさを味わってみることだ。


人はやがて失った状態にも慣れていく。


悲しいなぁ、淋しいなぁ、と感じながらもちゃんと生きていける。


ちゃんとお腹も空き、いつの間にか眠り込んでいる。


人は自分で思っているほど弱くはないのだ。