カバンを抱いて後から追いかけ

おじぎをして顔を上げたとき


はにかむ笑顔が

眩しかったのを覚えている


冷たい頬を赤く色づかせ

これ読んでと、渡された手紙


秋風が熱く心かすめる帰り道

中学生の僕には


上手く言葉を伝えられなかった通学路



おさげの髪を風になびかせて

はにかむ笑顔で僕を見つめたとき


ときめく心が

胸を走ったのを覚えている


潤んだ瞳で机にすわり

僕の横顔を見つめていた


時間が短く過ぎた秋の授業

中学生の僕には


上手く愛を受けとめられなかった通学路