月見橋(詞) | 吟遊詩人 (高次脳機能障がいを抱いて……)
月見橋から見る夕陽を
あなたはとても好きだった
キレイな所で生まれたんだね
ここで暮らしてみたいと言った
汽車に揺られてこの街まで
あなたは会いに来てくれた
わたしは今もあの頃を
忘れられずに暮らしています
今でもあのお宮にお参りすると
あなたの幸せ祈っています
本屋の隣にポツンとある
公衆電話を覚えていますか
昨日思わずかけてみたくて
なんども受話器を手にとった
この前あの川の河原を歩いて
川の流れを見つめていた
西風が優しく肩を抱いて
身も心もなぜか震えてきた
あなたがこの街で
暮らせないのはわかっていた


