忘れかけていた小説のページから

風に吹かれてこぼれ落ちた古い写真


色もあせた懐かしい微笑みに

あの日の記憶が今よみがえる


いつか夜空を見上げながら 

あなたとふたり


人生に愛の灯りを点すように 

語りあったあの熱いひととき


今はどこに消えたのだろうか

巡りゆく時の流れに人はたださすらう………



遊び友だちや愛する家族もいる

わたしの1日はありふれた暮らし


何があっても信じあえるかと

思った瞳も空の狭間に遠ざかる


いつか水平線を見つめながら

あなたとふたり


人生に愛の喜び照らすように

寄り添ったあの熱いひととき


今はどこに消えたのだろうか

巡りゆく時の流れに人はたださすらう………