砂の影(詞) | 吟遊詩人 (高次脳機能障がいを抱いて……)
汚れを知らない子どものひとみで
水平線をあなたは見つめていた
夢を追いかけながら
いつしか大人になったあなたは
目を伏せて自分の影を砂にたどってみた
砂の影は細く長く震えていた
まるで何かを探しているように………
時は風のように心のすき間を
何かを語りながら走り去ってゆく
こちらを振り向くあなたの笑みは
秋の海風に優しく揺れている
愛を探りながら
いつしか大人になったわたしは
目を伏せて自分の影を砂にたどってみた
砂の影は細く長く歪んでいた
まるで歩くことに疲れたように………
時は風のように心の狭間を
何かを語りながら走り去ってゆく


