出会った日と同じような

静かに雨降る春の夜


目を閉じれば浮かんでくる

あの日のままのふたりの姿


風が愛を言いたくて窓を叩く


よろめいたあなたを受けとめた 

胸のぬくもりが今ても


抱きしめていたい 溢れるほどの

想いがこぼれだしてしまう前に 


ふたりだけの微笑み忘れないように………



ゆっくりと灯りを点すように 

ふたりは想い育ててきた


形のないこの幸せは

今はもう消えることはない


震えた夜に見つめたひとつの約束


忘れることなどありはしない

あなたが心に住んでいる


もしもあなたが泣きたいくらい 

傷ついて萎れたときは


ふたりだけで笑顔を探しにいこう………