焼けつく大地でかなたが感じた風

いく多の海を越えてわたしをつつむ


それは懐かしい季節のぬくもり

顔さえ知らないあなたを


不思議なほどに思いだすんだ


遥かな大地から生まれたあなただから

時も止めるくらい焦がれたその夢が


いつか叶うと信じている

強い鼓動を感じているよ


この気持ちあなたに伝えたいんだ

ひとすじの風に乗せて…………



光と音を探して孤独な夜を過ごす日々

わたしと同じだけの淋しさ抱いてるから


やがてこの風はあなたをつつみ

遠くにいるわたしのこと


心にとめ笑っているはずさ


遥かな大地から生まれたあなただから

時を止めるくらい焦がれたその夢が


いつか叶うと信じている

強い鼓動を感じているよ


この気持ちあなたに伝えたいんだ

ひとすじの風に乗せて…………



時に刻まれた大地のない街

今日もひとすじの風が吹き抜ける…………