「欲望」には、大きくなる性質があります。
物欲はその最たるものでしょう。
洋服でも、車でも、バッグでも、時計でも、欲しいものが次々と出てきます。
手に入れたら、次はこれ、次はこれ、次はこれ……と際限がなくなります。
それで、欲しいモノを手に入れることで、心が幸福感に満たされれるかというと、そうとも言えないと思うんです。
すぐに次の欲しいものに目が行くので、瞬く間に渇望感に塗り替えられるのではないでしょうか。
こういう状態を「執着のスパイラル」と呼ぶのです。「もっと、もっと」と望む気持ちが渦になって巻き起こり、終わりのない苦しみにとらわれてしまうのです。
モノへの執着は限りなく小さくしていくように務めることでしょう。
そして、幸福感は時間に求めていくことです。
「旬の美味しい野菜を食べたよ」
「とても面白い本を読んだよ」
「すごくキレイな花が咲いていたよ」
「いい人に出会ったよ」…………etc.
そんな “ありがたい時間” を積み重ねてゆくと、心がこの上ない幸福感で満たされるのです。