夏炉冬扇(かろとうせん)……という言葉があります。

 夏の炉と冬の扇……
それは、その季節には必要のないもの。

今すぐには、役に立たなくても、必ず役に立つときがくる。だから、じっと時期を待つことの大切さを言っています。

ひとくちに仕事といっても、華やかで周囲から羨ましがられるようなものもあれば、地味で目立たない仕事もあります。

同じやるのなら、目立つ仕事をやりたいと思うのが人情でしょう。

でも、華やかな仕事をしている人も、はじめからそうだったわけではありません。

地味な仕事をコツコツと積み重ねた結果として、今があるのです。

一見、役に立たないことが、巡りめぐってひとつの結果に結びつく。

今、顔晴っていることは、ひとつも無駄にはならないのです。この積み重ねが明日の自分になるのです。

「この仕事、だれかやってくれないか」と上司が言う。地味な仕事で、だれも手を上げようとしない。

そのときこそ、「わたしにやらせてくざさい」と言ってみる。

そんな心がけのある必要のになりたいものです。