「賢者は、成すべきことに集中します。愚かな人は、結果ばかりを気にしています。」………………ブッダ

こんな、たとえ話があります。

農家の人が、畑を耕していました。
季節は夏、風もなく、とても暑い日です。

見渡すと、遠くの空に白い雲が浮かんでいます。
「あの雲が、早くこちらへ来ないだろうか。曇の影ができて涼しくなるのに」

そう、思うと雲がくるのが待ち遠しくてたまりません。

しかし、ゆっくりとしか動かない雲に、お百姓さんはイライラしてきて、畑仕事どころではなくなりました。

クワを投げだし、曇ばかり見つめていたのです。

そのため、すっかり仕事が遅れてしまいました。雲がやってきても、陰で一休みすることができませんでした。

もう一人のお百姓さんは、畑仕事に打ち込んでいました。

無心の境地で作業をしています。時間はあっという間にすぎ、気がつくと白い雲が涼しい日陰をつくってくれていました。

その人は手を休め、ゆっくり休憩できました。

愚かな人は、自分が今、成すべきことを放り出して、先のこんなばかり気にしています。

しかし、賢い人は、結果を樹にするよりも、「目の前の、今やるべきこと」に集中するのです。

「結果は後からついてくる」というのが賢い人の考え方です。

結果は、今この瞬間の積み重ねです。

今を懸命に生きることが、過去も未来もよくするのではないでしょうか。