窓から見おろす真冬の海が
過ぎ去った愛を教えてくれる
くだけ散る波のしぶきが
風に追われてツバサを濡らす
肩をつかみとめてくれるのを
仲間とはぐれ待っていたけれど
自由に跳びたい……ひどいフレーズ
覚めたわたしにあなたは笑う
哀しい詩でも呟きながら
わたしは違う人に変わってあげる
泣き笑うツバメに変わってあげる
ひとりとり残されたツバメの
濡れる微笑みをせめて感じてよ……
ひとばん泣いたらきれいになれる
生まれ変わって薄情なツバメ
道ゆく人にしなだれついて
ビルのウインドゥにあなたを見るの
聞いてくれるかと微笑み浮かべ
気にしてくれるかとわざと泣いたり
いいよもうだれでもいいよ
あなたでなければ心はさばく
哀しい詩でも呟きながら
わたしは違う人に変わってあげる
泣き笑うツバメに変わってあげる
ひとりとり残されたツバメの
濡れる微笑みをせめて感じてよ……