ひとり旅人は1度、この世の旅に送り出されたが最後、いやでも前へしか進めない運命を担わされています。1度通った宿へ引き返す道はふさがれていきます。道連れのほしさに目が霞み、道連れに頼りすぎると、裏切られてしまうなんてこともあります。どうせ、この世はひとり旅という覚悟ができれば、そこに思いがけない人の情けや風景が、改めてしみじみ心にしみてくるのだと思います。