人影も見えない深夜0時
静まる部屋の外は雨

手慣れた指で電話しかけて
ふと指をとめる

冷たい雨を見つめながら
哀しい物語りを想い返した

きみの帰り道 鳥鳴く川岸で
ふと足をとめたね

5月の雨の色 もう終わったはずなのに
5月の雨 またなぜ追いかけるのだろう

僕も今夜は静かな雨の中


通りすぎる車のヘッドライトが
ひとりだけの影を窓に描く

きみの黒い車追いかけて
ふとひとみを落とす

冷たい雨を背中にしながら
消えそうな笑顔を想い返した

きみの帰り道 賑やかな街角で
いつまでも手を振ったね

5月の雨の色 もう終わったはずなのに
5月の雨 またなぜ追いかけるのだろう

僕も今夜は静かな雨の中