浜辺に寄せる白い波しぶき
濡れる砂浜 淡く小さな貝殻

それは人の思いをつぶやくように
ただただ砂で震えていた

たとえ傷ついても
たとえ悲しくても

思い出には美しかったこと
ただそれだけを小さな貝に散りばめながら

生きていく ただそれだけのこと

人は泣き叫ぶ海を見ながら
小さな貝殻を渚にひとつ残していく


絶え間なく波が打ち寄せては
いつまでも踊り続ける小さな貝殻

それは人の哀しみを背負うように
ただただ砂でもがいていた

たとえ傷ついても
たとえ切なくても

思い出には微笑んだこと
ただそれだけを小さな貝に散りばめながら

生きていくただそれだけのこと

人は泣き叫ぶ海を見ながら
小さな貝殻を渚にひとつ今日も残す


哀しい愛があり
届かない夢もあるけれど

人は笑顔を探さずにはいられない

人は泣き叫ぶ海を見ながら
小さな貝殻を渚にひとつ残していく