皆様、こんにちは
本日ご紹介するのは、宇土古城跡です。
住:熊本県宇土市神馬町663
駐:有り
永承3年(1048年)に藤原頼通によって築かれ、宇土庄地頭の宇土氏が居城とし、その後は名和氏が城主となり、天正15年(1587年)の豊臣秀吉による九州征伐後に廃城となりました。
西岡台と呼ばれる独立丘陵に築かれた平山城で、東に千畳敷、西に三城の2つの曲輪があります。
竪堀。
千畳敷を囲っている横堀。
虎口近くの横堀には、五輪塔や宝篋印塔などの石塔の投棄による城破りの痕跡が確認されています
こちらは全国初の発見となった、未完成の堀跡です。
虎口です。
城門と柵が復元されています。
千畳敷には、数棟の掘立柱建物の跡があります。
復元された建物です。
柱穴に柱を据え付け、屋根は板葺きか茅葺きだったと考えられています。
西側の三城へ行ってみましょう。
発掘調査で出土した、石塔が集められています。
三城は標高約39mに位置する曲輪で、規模は東西約65m、南北約35mです。
三城の掘立柱建物跡。
周辺から流れ込んだ雨水を排水するための導水状遺構と、雨水を溜めるための水溜め状遺構があります。
城の東端にある西岡神宮北側です。

ここにも掘立柱建物跡があります。
東西約750m、南北約400m、標高約39mと大規模で見応えがあります
一部の遺構復元や説明板など分かりやすく整備されているので、当時の雰囲気を肌で感じられる歴史公園ですよ
以上です。
訪問ありがとうございました