去年 インド展のヨゲッシュと 隣り合わせた。
今年も30日まで一緒だ。
ほんとうにありがとう・・・・。
昨年13日間一緒に仕事して
わたしは ショックを受けた。
日本の百貨店や駅ビルなどの最多販売エリアは
ほとんどが 化学繊維と中国製の縫製製品が占めている。
各アパレルメーカーが さまざまなブランドを生み出して
雑誌媒体などで 同じような広告戦略で アップデイトな雰囲気を作り出し
売るために
石油製品で大量生産した 服たちである。
年々 熱くなる 暑くなる 夏なのに
女の子たちは
ナイロンのストッキングと
ナイロンの ブラウスを着て
あの蒸し暑い電車で 通勤する。
そして
過激に冷やされた オフィスで
おなかと足と肩を冷やされ
夕方には 声も出ないくらい
冷え切っていく・・・・。
そのあと
蒸し暑い戸外に出て 汗をかき
家路につき
体温調節のために
熱いお風呂に入る。そんな日常・・・・。
(入ってね・・・・体にためにお風呂に。)
大量生産品は ミシン縫製が高度に進化され
むかしながらの しっかりした袋縫いを施された袖口を持たず
スラックスの裾は
一度でもヒールに引っかかると
たらたらと 糸がほつれる。
表だけ
きれいな縫い方・・・・。
はっきりいって ひどいと思う。
インドで作られた縫製製品は
ステッチは 揺れている。
でも
しっかりと 家庭的な縫いがなされていた・・・・。
むかし
お母さんたちが こんな風に縫っていた。
繊維も 真夏の熱と湿気に対応できる
繊細な 綿だ。そしてシルクも
ため息が出るほど
すばらしい・・・・
しっかりとした繊維である。
ずっと昔のインド製品は
確かに 質が良くなかったと思う。
今や 目を見張る縫いに進化している。
わたしは
製品をプロデュースする際
いちばんに しっかり縫える設計を心掛ける。
皮革繊維には 触診ではとらえられない内側の波がある。
上糸と下糸がしっかり絡められてこそ
縫い合わされて
糸がほどけず
お客様の大切なバッグの中身を護る。
だから 時には ステッチは揺れる。
それは 製品の安全にかかわる問題ではない。
うわっつらを 化粧するように
表からだけきれいに縫製された製品など
わたしは販売しない。
そのように説明する。
14年現場にいて
はっきり申し上げられる。
日本人は
恐ろしいほど
繊維と縫製の質についての見識が不足している。
これは 実は大変なことです。
インド人のヨゲッシュと彼のお父様と仕事ができて
わたしは 彼らの並々ならぬご努力と
扱う商品についての知識の深さと誇り
国際経済へのパースペクティブ、日本市場の現状と課題についても
深く話し合うことができ
たくさんのことを学べているように感じ
とても感謝している。
そして とても心配している。
アジアの経済は すでに日本抜きで 充分にカレントを作っている。
日本は 世界の売れ残りの処分地のように
ビッグブランドのアウトレット倉庫化している。
ヨーロッパ アメリカ アジア いずれも
日本市場のためにミニマムの規格で生産などしてはいない。
決して してはいない・・・・。
ナイロン製品ばかりふやして
何がCo2 削減なのか
わたしには
さっぱりわからない・・・・。
どうして
内需ばかりに頼る販売戦略なのだろう・・・・。
その戦略の中で
消費者の知識はどんどん薄いものになってしまった。
しっかりしなきゃならない。
明日も 説明の一日になる。
わたしの仕事。
わたしたち 手仕事を生業とする わたしたちの
仕事です。
きょうもみなさんありがとう!
素晴らしい明日が来ますように!
