私はお釈迦さまに出会ったことがある。
それは初めてヴィパサナー瞑想の合宿に行った時だった。
ヴィパサナー瞑想とは、お釈迦様が悟りを開くためにしていた瞑想法で、悟った後にずっとそれを教えていた。
だけどお釈迦はこう言い残している。
この瞑想法はやがて廃れていくだろう。
その後外国のごくわずかな人々の中だけでこの教えが守られ、私の死後2600年経ってから復活する。
その予言通りミャンマー人のゴエンカ師によって20世紀にこの叡智は復活し、瞬く間に世界中に広まった。
毎晩ビデオでゴエンカ師の講話を聞くのだけど、本当に温かくて面白いマスター。
近所のおじちゃんがほろ酔い気分でふらっとやってきて面白い話をしてくれているような感じで一瞬で大好きになる💕
※日本ではビデオは見れないと数年前に聞いた。
シドニーは世界で3番目に古いヴィパサナー瞑想センターで120人収容できる伝統あるものだ。
日本にも小さなセンターが千葉と京都にある。
全部で10日間のコースなのだけど、確か7日目辺りにとっても綺麗な皆既日食が起こった。
世界遺産のブルーマウンテンの朝焼けの太陽が三日月のように欠けていく様をずっと眺めていた。
お釈迦さまは、
「私の言葉であっても、自分で体験するまで決して信じてはいけない」
と厳しく教えた。
その教えを守り続けた人々によってこの2600年
ずっと叡智は受け継がれ続けてきた。
合宿の最後の日、突然
お釈迦さまが
「すべての人を苦しみから救いたい」
と言ったことは本当だったんだとわかった瞬間があった。
お釈迦さまの胸の真ん中で光った愛の光が、ゴエンカ師を通して私のハートにズドンと入ってきたのだ。
まるであの皆既日食で太陽と月と地球が一直線に並んだように、
お釈迦さまとゴエンカ師と私がピッタリ重なった。
そしてお釈迦さまの思いが一点の濁りもなく私のハートに響いた。
全ての人を救いたいと言ったとき、2600年後に生まれた私のことも救おうとしてくれていたんだ。
それをはっきりと疑いようもないほど力強く感じた。
なんてすごい愛なんだろう。
あの時感じた愛の深さも、崇高さも、純粋さも
表す言葉がない。
この世界の誰も私を愛してくれなかったとしても
お釈迦さまが私を愛してくれている、
それだけで生きていける。
そう思った。
この話は前にもブログに書いたし、何度も自分の中で反芻するのだけど、
あの愛の光を思い出すだけで毎回号泣してしまう。
あんなにも私の苦しみが終わることを願ってくれていたのだから、その思いに応えないわけにはいかない。
暗闇の中でずっと手を引いてくれている一条の光。
そしてその光を繋いできた数えきれない先人たち。
お釈迦さま、あなたが伝え続けてくれた景色を生きられるよう、私も日々進んでいます。
いつかお釈迦さまに、あなたのおかげでみんなの意識から苦しみが消えましたと、お伝えできたらいいな。
今回もまた一歩近づけますように。


