オークスを振り返って。
ジュウリョクピエロが忘れな草賞を勝って話題になった時、ジョウリョクピエロかと思った。
読みにくい名前の馬だなと。
そして何より、今村聖奈騎手が手綱を取っており、そのままオークスに向かうというのが話題になった。
勝ちっぷりからも無くはないかな?といった感じではあった。
ただ、日本人女性騎手初のGI制覇というのはまだ難しいのではないか。そんな思いはあった。
印はこうした。
◎ラフターラインズ
〇エンネ
▲スターアニス
△ドリームコア
△アランカール
△ジュウリョクピエロ
△アンジュドジョワ
△トリニティ
☆リアライズルミナス
☆スマートプリエール
こうした。
ラフターラインズはフローラSの勝ちっぷりが良かった。その二着エンネも良いなと。
スターアニスは距離不安があったので、この印に留めた。
ドリームコアは東京は良いだろうと思った。
パドックを見て、良かったのはミツカネベネラ、アランカール、スターアニス。
逆にジュウリョクピエロはチャカチャカして発汗も目立つ。これは今日は厳しいかなと感じた。
他、ラフターラインズも少しチャカチャカしていた。
馬券はどう買おうか迷った。
前日まではラフターラインズから三連複を買おうと思ったが、妙味がないので馬単にする。
しかし、パドックを見て、ドリームコアからも馬単を買った。
東京適性やルメールの手腕に期待した。
あとはアランカールから馬連を少々。
エンネは2戦しかしてないのが気になった。
スタンド前発走なので、テンションが上がる馬が多くなる。
ファンファーレが鳴ってスタート。
ドリームコアはスタート直後に横の馬にぶつけられる。
これは厳しいかなと思った。
レース自体は62秒台のスローペース。これは後ろから行く馬もチャンスがありそうだと思う。
この時点ではエンネが怖かった。
4コーナー回るところでスターアニスはアランカールががっちり蓋をしてる。
武豊はスターアニスを警戒してるのか?やはりスターアニスが良いのかなと思った。
直線で、先頭はリアライズルミナスが立つ。
外からドリームコア、ラフターラインズも来ている。
しかし、馬群の間からジュウリョクピエロが一気に来る。
まさか?これは勝つのか?
勝った。
日本人女性騎手初の快挙。
よく日本人女性騎手として初めてと言われるのは1996年にデビューした、細江純子、増沢由貴子、田村真来だが、実は戦前にもいた。
1936年に騎手免許を交付された、斉藤澄子さんという人だ。
結局、当時の男尊女卑などの風潮もあり、騎手免許ははく奪。一度もレースに乗る事はなかったという。
それから90年、96年デビュー組からしても30年の時を経て、ようやく女性騎手が大レースを勝利することができた。
日本人女性騎手初のG1制覇
日本人女性騎手初の八大競走制覇
日本人女性騎手初のクラシック制覇
日本人女性騎手クラシック初騎乗優勝
これだけの記録を打ち立てた。
他にも東京競馬場未勝利で、初勝利がGIというものも。
そして、ルメールやレーンといった世界的な騎手を差し切ったのもより凄さが際立つ。
運も良かった。直線、スターアニスやスタニングレディ、リアライズルミナスが壁にならなかったのも幸いした。
勝利ジョッキ―インタビューで「一頭一頭と向き合って、次の一勝に向けて頑張りたい」と言っていた。
馬に真摯に向き合っているが所以だからこそ出る言葉なのだろうか。
ただ、今年はまだ5勝。オークスで6勝目。本人は満足はしていないと思う。
これから20勝、30勝として欲しいし、GI制覇もこれで終わりではなく2勝目を挙げて欲しい。
凱旋門賞も登録しているみたいで、出るなら今村聖奈を乗せるのだろうか。
話題は尽きない。
馬券はなんとか的中。
2着ドリームコアはさすがルメールといった感じか。
そして、20日に亡くなった萩原調教師に捧ぐ勝利とはならなかったが2着に来て良かった。
3着ラフターラインズは曾祖母ローズバドの無念を晴らして欲しかったのもあったが惜しくも3着。
現地で観たかったなと思う。
他の女性騎手もこれに続いて勝って欲しいとも思った。
それにしても、昨年フォーエバーヤングがBCクラシックを制覇。1996年にタイキブリザードが挑戦して29年でようやく勝利をすることができた。
歴史を動かすには30年が必要なのかなとも感じて、こうやって長く競馬を観ていて良かったとも思った。