恩人の娘さん Kost探し ㏌ Jakarta!!! | ロンリー・オル・ナイト

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80年代で時が止まったオサーン。タイトルは青春時代の好きな曲から…
そして今はインドネシアで怪魚釣りを夢見る男の海外奮闘記!

恩人の可愛い娘さんの為に頑張らねばならぬ!

 

という訳でJakartaで住居探しをしました! 例の恩人の娘さんの為です!

アイさん家に居候してるんだし、ゆっくりと良い物件探せば良いじゃん?なんて

最初軽く思ってたんだけど、色々と経済的な事情があってそうはいかないようです。

日本感覚で国家公務員って凄い優遇されてるんじゃないの?って思ってましたが、

全くこの国の現状は違いました…転勤に伴う費用援助は一切なし。全額自腹です!

せめて移動の交通費だけでもと思うのですが、それもないみたいですね。 

また家賃補助なんかも一切ないどころか、通勤費もでなさそうな感じです(汗)

アイさん家に居候だと交通費がバカにならない⇒早急に勤務先の近所で住む必要!

というこの差し迫った状況で、恩人の叔母さんからは部屋に下記の要望が…

・CCTVカメラ設置で安全なとこ(絶対!)

・月額@3Juta以下=日本円で月3万円以下(絶対!)

・歩いて通える場所(出来れば!)

実はこの家は裕福と聞いていたので、お金に制限を付けないと思ってたのに意外でしたが、

聞くと、実は給与が5Juta位で安くて(運転手以下…)そうせざるを得ない状況みたいです。

だから出来るだけ安い、この国でKostと呼ばれる下宿を探して欲しいとのこと。

しかしね、国の政府機関って中央ジャカルタ「モナス」周辺に固まってまして…

中央ジャカルタ=バリバリの一等地じゃん。日本の霞が関周辺って感じじゃんね?

そんな場所で3Juta以下であるのかしら?(以前、自分が避難したコスが6Jutaくらい)

 

でもまあ、やってみなくちゃ解るまい?だからこの辺を絨毯爆撃していくしかないかと。

海外生活必須のGoogleMapで調べて、完全なアポなし飛び込みKost訪問開始です。

 

という事で、実際に決まったKostは載せれませんが、途中で見た物件の写真を載せます。

インドネシアの普通の若者?層の生活感がわかる参考になるかもしれません。

 

これが典型的な例?GoogleMapでは一番良さそうにみえたとこ。

 

おお~って思った! この時はね。。。

 

 

良さそうやんけ! これだけ見た時にはね。

 

でもね…現実はまず玄関の位置が解らず(笑) そこらのオッサンに聞く始末。

やっとこさたどり着いた入口。なんかイメージ違うんじゃないか。

 

なんかね、みすぼらしいっていうか、生活感あふれるというか…

 

なんじゃココはな、???な置き場所みたいなとこがあったり。

 

汚い洗濯物とかが放り出してあったり…学生寮みたいなノリですね。

 

 

生活感あふれるというか…まあ自分の娘の住居だったら嫌だなぁ~って感じ。

管理人の兄やんも不愛想で(この国じゃ珍しい)イマイチぴりっとしないし(汗)

まあ止めとこう!って感じで僕とアイさんはお勧めしませんでした。

 

でもね、このKostは典型的な内容でした。ココで2.7Jutaだったかなぁ。

この値段だと皆こんな感じですね。3Jutaを超えると途端にレベルが上がる感じです。

住民は若い人が多いように見えました。大音量で音楽とか鳴ってるし(汗)

 

で、安全性や利便性を考えると「ある程度の家賃」は必須という事になりまして…

改めて部屋のレベルをUPして、最終的には3Jutaを超える別物件に落ち着きました。

でも実際の契約に必要な家賃とDepositを払うと、この娘の生活費が不足する為に、

僕が全額立て替えました(叔母さんには返却不要の旨を連絡済み。僕の恩返しです)

また急ぎなので翌日の昼間に清掃をしてもらい、仕事後の夜にKostへ引っ越しです。

※当然、その日の夜に車出して、荷物運びなど手伝いましたさ。

 

コレで住む所はなんとかなった!次は生活必需品ですよね。

この娘にはアイさん家と僕の家からタオルやら皿やらを提供して1週間我慢してもらい、

翌週早々に生活必需品の買い出しに、日本人の僕が大推薦する「ニトリ」へ!!!

生活必需品といえばニトリじゃろう!!!品質とか良く理解してるしな。

もう半ば押し付けで(この娘が遠慮するので…)いると思われる物を買ってあげました。

「Your Mama more use money for us…」遠慮するな!?って説得しましたよ。

これが要るだろ?を連発して食費節約の自炊用フライパンや鍋などを買いました!

流石に女の子って思ったのは、部屋用のフレグランスが欲しいって言ってたこと(笑)

こうして、なんとか欲しい物と必要な物を聞きだして強制的に揃えましたよ!!!

 

さて、道具のメドが立って、ご飯でも食べようって向かったのが地下レストラン街。

遠慮せず好きなとこ言いな!って言ったら…「丸亀うどん!」が良いんだって♪ 

日本食大好きで、カリマンタン島にもあるけどメニューが違うそうな。

うどん屋ですが「天丼」を食べておりました(笑)YouTubeで見て興味深々だったらしい。

二人ともEnak!!!(美味しい!)を連発して食べておりました!

やれやれって感じでホッとしましたよ。

 

こうして1週間かかってジャカルタ転勤の一連の大騒ぎはなんとか収まりました。

いやはやしんどいと言うか気を使った1週間でしたね~ 何喋って良いか解らんし(汗)

頑張った甲斐があって、恩人のアイさんの叔母さんには誠意は伝わったみたい…

で、この娘も事情を知ったようで、変な警戒感はなくなりました!良かったよ。。。

最終的には「ありがとう!」って心に沁みるような笑顔を見せてくれました!!!

同じ年頃の娘を持つ僕としては本当に嬉しい瞬間でしたね。

 

【真剣なお話し】

なぜ裕福?って思ってたこの娘がこんなに苦労するんだろう…って思ってたんです。

実はこの娘の継父(実父は死別)はカリマンタンの高位の役人です…すごい権力者!?

ビックリするのはそうした役人の給料です。めちゃくちゃ低い。娘の倍くらいしかない(汗)

でね、なぜそんな給与で「贅沢な生活が出来る?」いくらカリマンタンでも不可能では!?

なぜ大きな家が買えるのか?なぜ良い車が買えるのか? それはこの国の一番嫌なところ!?

・・・そうなんです。そういう事です。この娘はそれがとても嫌だし怖いそうです。

もしも大嫌いな継父の援助を受けると、継父が捕まった時に追及があるのではないか。

自分の成功にケチがつくのではないか?そう思っているそうです。

だから自分の潔癖を証明する為に、自分の成功は継父のコネではない事を証明する為に、

必死で勉強をし、まっさらの自分のお金で生活する道を選んだとか・・・

こんな大人しそうな可愛い顔した女の子がなぁ~と少し感心したのでした。

この国の公務員は本当に最低なんですが、中にはこんな人も居るのだと見直しました…

 

そしてこの国で成功する事の難しさとか…色んな問題を意識したのでした。

 

 

 

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