〇ほうがん‐びいき【判官贔屓】
悲劇的英雄、判官源義経に同情する気持ち。
転じて、弱者・敗者に同情し声援する感情をいう。
いい大人になってからバス釣りを始めたんですが
教えてもらう師匠も友人も当然経験豊富な訳でですね、
それぞれ確固たる釣り論・ルアー論があるんですよ。
よくある使い方も解からずに一生懸命バスをを夢見て…って奴は
彼らはとっくに卒業してまして(本当にそんな時代に子供だった世代なんです)
僕が一番悔しい思いをしたのは、彼らに何を聞いても、何を見せても、
「ああそれな、大した事ないで…」って答えちゃうんですね…
ああ、自分のこれだっていうルアー欲しいと痛切に思いましたね。
で、色々やりきって、結局バルサ50やZEALに夢中な師匠や友人に対して、
自分が自分のオリジナルとして対抗したのが、この「ペンシルパップ」でした!!

きっかけは雑誌。読み始めてたロッド&リールにちょこっと出てまして、
当時ルアー研究で色々買いあさっていた僕は早速入手しましたよ。


その現物!!(笑) 結構な数を釣って名誉の負傷で引退!
リグは他へ移植しちゃったけど… アルミばりとか作りがよくて好感が持てます。
当時の下手糞な僕(今でもだけど…)でもキャスト出来る位の重量。ぶっ飛び!!
首振りはPOP-Xをどん臭くしたような感じでします。モッタリ感あり!!(笑)
浮き角度は独特で、鼻先と言うか口をちょっとだけだしてほぼ垂直に浮きます。
見えにくくてねぇ…唯一の欠点であり、爆釣のキモでもありますが(笑)
僕は目が悪いんで、目立つ黄色かグリーンしか使いませんでしたね。
さて、こいつのデビューは川でした。
ここは当りは外れがとてもハッキリしてまして、ダメな時は全くダメ!!
ちょうどダメな日で、ダレた真昼間…何の気無しに投げてみたんですよ。
「全然見えへん! なんじゃ?」が第一印象(笑)
まあ気を取り直して、動かしてみるべってやってみました。
柔らかい竿でね、僕の癖で音を出すんじゃなく首をふらせる感じで…
そうすると左右に振れた時に「チュプ」って音がするんですね。
へぇ~なんて感心してたら、いきなり竿が重くなって!!!おおん??
なんと一投目に釣れちゃいました!!!Yeah!!
それからはこれの独壇場。自分だけ!これだけ!何匹も釣りましたよ!
友人をして「どこで買ったん?ワイも絶対買う」って言わせました!
へへへへ気持ち良かったなぁ~ それ以来僕はこいつの大ファンです!!
そのマジックを呼ぶ?口元。

そのマジックを呼ぶ?口元。

絶妙の角度と大きさだと思うんですがね(笑)
ポコーンってやると良いって方もいらっしゃるですし、僕はチュプが好きです。
どっちもいい感じでできますよ。
直浮きと、お尻のフェザーが効くのかな? 何もしないまま吸い込まれるように
消えて(見えなくなって)合わせたら釣れてたってのが何度もあります。
まああんまり面白くないけどね…(笑)
さて、昔のハンドメイド本に原型が載ってました。
ウッディーベルの鈴木さんのが元なのね。ノリピーは関係ないの?


うんうんって頷ける形状ですねぇ~釣れそう!!!
このまま発売してくんないかなぁ~
偶然の偶然!揃いも揃って自分の手持ちと全く同じ!!
今までも結構な数を中古で見ましたが、一番安いし…(怒)
なんか自分の大事な物が馬鹿にされてる気がして、速攻で店から救出!!
何となく嫌な気になったのでした(笑)
と言いつつ…僕は彼らをほとんど使わなくなりました。
まあロケーションが変わって使いにくい状況になったのもありますが…
綺麗な山奥の野池で調子が落ちて沈黙。。。そんな状況を変える為に…とかね
そんな素敵な場面でこそ使いたいなぁ~と思うのです。
自分が使っていた頃でさえ、こう時代じゃないというか
一昔前というかそんなイメージで流行んないだろうなぁ~
なんて少し悲しい気持ちにさせるとこが逆に好きでしたね。
一昔前というかそんなイメージで流行んないだろうなぁ~
なんて少し悲しい気持ちにさせるとこが逆に好きでしたね。