5~6年前、小さなWEB制作会社でパートをしていたときの話。
3か月の試用期間が終わって数日たった頃、社長(40代男性)に面談に呼ばれた。
仕事の話かと思ったら、次第に個人的なことに話題は広がった。
夫の職業を聞かれたので、「会社員です」と答えると。
「会社員て… 会社名は?」と突っ込んで聞かれた。
夫は普通の会社員だし隠すことでは無いかと正直に答えたら、急に目つきが変わり、私の普段の行動についてネチネチと嫌味を言いはじめた。
パートの身分でランチに行く時間が早いとか、社内の男性と不倫してるんじゃないかとか。
今も原因は分からないけど、夫の勤め先が気に入らなかったのか?
確かに11時過ぎるとお腹がすいちゃうから、いつも11時半にランチに行ってたけどさ。
「昼休憩は好きな時間に取れます」って面接で言うてたやん。
言ってなかったとしても、誰が何時にご飯食べるとかどうでも良いじゃん。
パートのくせにまっ先にランチに行きやがって…ってずっと思ってたんだろな笑
不倫疑惑には全く心当たりがなかったから、「何言ってんだこの人」と思いながら聞いてたのだけど、後で考えてみたら。
その疑惑相手の社員さんが昭和のおじさんノリな人で、セクハラまがいの軽口をたたくのをテキトーに相手してたのを見て勘違いしたのかなと思う。
ホステスやってたからか、おじさんの軽口は平気です
「俺だって本音を言えば浮気したいけど我慢してる」とか言い始めるし、不気味で怖かった。
あなたの本音とかどうでもいい。そもそも勘違い。
そして…ネチネチ攻撃は30分ほど続き。
なんと最終的には、「能力が低いから」という理由で即日解雇になった!!
能力が高いとは思ってないけどさ…そんなはっきり言われると傷つくよね
実際、私を傷つけたかったのだろうと今は思う
労基的にはあり得ないけど、実は私自身も辞めたいと思いつつ辞められずにいたので、「これ幸い」とそのまま受け入れた。
面談後、解雇になったことを上司に報告した際は、「私は辞めたくなかったんですけどね…」と悲しい風にしておいた。
能力が低いとはいえ笑、引き継ぎも充分にないまま辞めたら周りは困るだろうから、「ちょうど辞めたかったんですよね~」とは言えなかった。
「まだ働くつもりのパートを突然解雇する社長」という印象を強めるためでもあった。ちょっとした報復。の、つもり。
会社を出るまでは、「能力が低い」という言葉が頭に響き続けて辛かったけど、一歩外に出たら、とてつもない解放感に包まれた。
わたし、もうこの会社に来なくていいんだ!!
こんなにも辞めたかったのだということを、解雇されたことで気づいた。
自ら辞めることは決心できずにいたので、あのネチネチ社長のおかげとも言える。
自分の本音って、無視しちゃったり、気づかないフリをしてしまう
数か月後、その会社の社員さんに道端でばったり会った。
挨拶もせず辞めてしまったこと(子どものお迎え時間が迫ってたので数人にしか伝えられなかった)を謝ると、
「ああいう社長だからね~(苦笑)実はつきこさんが辞めた後も2人辞めちゃったんだよ。○○くんと○○くん。」
その2人は会社の中心でバリバリに仕事をこなしていた2人だったので、咄嗟に、
「え!会社は大丈夫ですか?」
と口から出てしまった。
「うん、ぜんぜん大丈夫だよ~。そろそろ社長が来るかもしれないからもう行った方がいいかも。」
この近くの取引先に向かうところで、社長と現地集合する予定なのだという。
「会っても気まずいのは向こうだろうし、にこやかに『こんにちは~』って言ってやるぜ!」
と内心思ったけれど、会いたいわけではないので、
「そうなんですね、では失礼します」
と言ってその場を離れた。
能力の低い私をクビにした後すぐ、能力の高い2人を失ったということか… ふふ…
心の中で思わずニヤけてしまった。
認めます。わたしは腹黒い。
私がいた3か月の間にも2人離職していたので、人が定着しない会社なのだろう。
さっき検索してみたら、その会社はまだ存在していた…。
以上、本当に体験した怖い話でした。
