4月のご予約が開始されました🌳

先生方のスケジュールは以下になります。

 

今月のこよみ

 

 4月24日は満月です🌕

 最近、満月のたびにすてきな名前を聞くことがあります。ウルフムーンやアイスムーンといったこの名前は何なのでしょうか?

 これはアメリカの農事暦に由来する満月の呼び方です。入植者たちやアメリカ先住民によって名づけられたものを、農家の人が使う暦が採用しました。

 とはいえもちろんアメリカは広く、季節感もばらつき、先住民も色々な部族があります。これらたくさんの呼び名の中から現在の農事暦に採用されているのは、おおむね以下のようです。

1月…ウルフムーン(狼の月)

2月…スノームーン(雪の月)

3月…ワームムーン(虫の月)

4月…ピンクムーン(ピンクの月)

5月…フラワームーン(花の月)

6月…ストロベリームーン(苺の月)

7月…バックムーン(雄鹿の月)

8月…スタージョンムーン(チョウザメの月)

9月…ハーベストムーン(収穫の月)

もしくは…コーンムーン(トウモロコシの月)

10月…ハンタームーン(狩人の月)

11月…ビーバームーン(ビーバーの月)

12月…コールドムーン(寒い月)

(秋分の日に一番近い満月をハーベストムーンと呼ぶため、もし10月の満月の方が秋分の日に近かった場合、9月の満月はコーンムーンと呼ばれるそうです)

 

 4月の満月のピンクムーンは、芝桜が咲くことに由来しています🌸芝桜は北米原産なのです。ですがアメリカは広いので、芝桜の開花ではない名前をつけた先住民の部族もたくさんありました。

 たとえば北部に住むアルゴンキン族はブレイキング・アイス・ムーン(砕ける氷の月)と呼んだそうです。同じように寒い地域のラコタ族では、まだ春が来ずに食料に難儀する季節であることから、”妻が骨髄脂肪を求めて骨を折るとき”などと呼ばれたようです。ダコタ族には”川が再び航行可能になる月”という名前もあるらしく、北日本と同じような季節感を感じます。

 同じように北部でももう少し温暖な雰囲気の名前になると、トリンギット族の”草木と灌木の芽吹きの月”や、五大湖周辺のウィネベーゴ族による”トウモロコシを植える月”というものがあります🌱

 南の方では芽吹きや開花を通り越して、収穫をする地方もありました。南東部のチョクトー族はムーン・オブ・ブラックベリーと呼んだそうです。

 さらにシュガー・メイカー・ムーンという、西アベナキ族に由来するらしい名前はメープルシロップを作る季節であることに由来しています🍁

 

 ピンクムーンは確かに現代的なセンスにあう魅力的な名前ですが、各地の生活に根差した多様な名前も素敵なものです。

 暦は権力者のいる首都に合わせてつくられますが、地域によって桜前線のやってくる時期は違うもの。まだ芝桜の咲かない場所に住む方も、テレビやインスタグラムの外の生の季節を感じてくださいね。

 

 

 

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3月のご予約が開始されました🌳

先生方のスケジュールは以下になります。

 

今月のこよみ

 

 3月20日は春分です🌸

 自然をたたえ、生物をいつくしむ日として国民の祝日に制定されていますが、同時に二十四節気の一つでもあります。昼の長さと夜の長さが同じ日が設定されますので、秋分の日と同じく毎年日にちの違う移動祝日になります。

 春分の日と秋分の日が何日かを決めているのは国立天文台です。二十四節気というと季節の情緒にあふれた暦というイメージがありますが、実はとても精巧な天文学なのです🌌

 二十四節気は、地球が太陽の周りを回る軌道のどこにいるのかを表しています。昔は単純に一年を二十四等分していたそうなのですが、それでは実際の地球の動きと差が出てしまうので、観測結果をもとに計算するようになりました。

 地球の動きだなんて規則正しく不変のもののような気もしますが、実際は物理学的な影響をたくさん受けて、遅くなったり軌道がぶれたりしています。たとえば、金星や木星の重力に引っ張られてわずかに軌道が変わったりもするのです。

 そうやって繊細に観測されているものなので、春分も実は分単位で設定されています。今年の春分は正確には3月20日12時06分です。

 四柱推命で用いる暦は、この二十四節気に基づいて月の始まりや年の始まりを管理しています。たとえば今年の辰年は立春である2月4日から始まりましたが、正確には17時27分でした。なので2月4日生まれでも16時生まれの子は前年の寅年生まれになります。ほかにも生まれた場所によって時差を考慮したりしますから、四柱推命は太陽に沿った占いといえるのかもしれません🌞

 難しい話は置いておいても、一年を二十四に分ける季節感は豊かなもので、二十四節気はUNESCOの無形文化遺産に登録されています。発祥の中国が申請したので日本ではあまり知られていませんが、人類の大事な文化として認められているということです。春分は普通のカレンダーにも記されている二十四節気ですから、この機に天文学と季節を感じてみてくださいね。

 

 

 

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2月のご予約が開始されました🌳

先生方のスケジュールは以下になります。

 

今月のこよみ

 

2月4日は立春です🌸

四柱推命の先生の言う辰年はこの日から始まります。今年は正確には甲辰(きのえたつ)の年にあたります。

辰はおなじみの十二支ですが、上についている甲は十干といいます。少し昔の日本では階級などに用いられており、大正時代が舞台の鬼滅の刃でも登場しました。甲乙つけがたいという慣用句にもなっていますね。現在も危険物取扱資格に甲種乙種丙種が存在します。

十干は五行と陰陽の組み合わせです。全部で甲乙丙丁戊己庚辛壬癸が存在します。五行の木の陽が甲(きのえ)で、木の陰が乙(きのと)です。えは兄、とは弟を意味しているそうです。火の陽が丙(ひのえ)、火の陰が丁(ひのと)、土の陽が戊(つちのえ)、土の陰が己(つちのと)、金の陽が庚(かのえ)、金の陰が辛(かのと)、水の陽が壬(みずのえ)、水の陰が癸(みずのと)です。

これらはそれぞれ広い概念を指しているのですが、甲は大木、乙は草花のような自然界のいろいろなものにたとえられます。

最初に十干は階級に用いられたと説明しましたが、例えを見てもらえばわかるように十干自体に上下関係はありません。ただそれぞれに特性があるだけです。四柱推命ではあなたの生まれ持ったこれらの性質を組み合わせて見ていき、もっともっと深いところまで鑑定することができます。

ちょうど一年の始まりですし、よかったら占いを受けてみてくださいね。

 

 

 

 

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こよみの一言コラムの2023年分のまとめです。

掲載も丸一年を突破し、どんどん情報がマニアックになってきました。

四柱推命の鑑定を受ける際に知っておくとお得なことも書いてあるはずなので、お時間ある際に読んでみてください📚

 

1月

 
今月6日の小寒から、寒の季節になります❄一年で一番寒い時期とされている時期です。知り合いを気遣う寒中見舞いや、寒い中心身を鍛える武道の寒稽古の文化はここから生まれました。

寒の明けは来月2月4日の立春なので、寒中お見舞いは今月中に出していただければ大丈夫ですよ⛄

また、土用という季節の移行期間が17日から始まります。こちらも立春に終わりますが、暦の上では冬の水のエネルギーが春の木のエネルギーに変わる狭間を土のエネルギーが支配する移行期間です。

不安定な時期ですが、ここを乗り越えれば暦の上では春。あと少し頑張っていきましょう。

 

ちなみに今年の旧正月は今月22日🧨中国をはじめとした東アジアで伝統的にお祝いされる、月の満ち欠けをもとにした旧暦のお正月です。中国の企業などとお付き合いのある方は、向こうさんがお休みになるかもしれません。

 

2月

 

今月4日は立春です🌸

四柱推命の暦では、立春からが新年になります🐇 四柱推命を使う先生方は特に説明をしない場合二月からが新年だと考えているので、占いで年を指定された場合二月始まりだと覚えておいてくださいね。

一月はスタートダッシュし損ねた…という方も大丈夫。四柱推命的にはウサギ年は二月からですので、ここから頑張っていきましょう!

しかし、人によっては走らずゆっくり歩いたほうがいい場合もあります。今年の運勢や過ごし方を占いの先生に聞くのはまだ間に合いますよ🐰

 

そして4日が新年ということは、3日の節分は大みそかのような日に当たります。本当は節分は立夏や立秋、立冬の前日にも存在するのですが、立春が新年だから春の節分だけ行事が残っているのですね。新しい年の前に悪いものを追い払うのが、豆まきなどの風習というわけです。新年に爆竹を鳴らす中国や花火をあげる欧米の風習も、お祝いの意味のほかに爆音で悪いものを追い払う意味があったとも考えられているんですよ🎆

 

3月

 

7日は満月で、旧暦の二月十六日にあたります🌕

月を基にしている旧暦では新月を一日とするので満月は十五日ごろになるのですが、次の満月は十六日になるようです。

西行法師の歌『ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ』に詠まれているのはこの頃ということになります🌸

”出来ることなら、春の花(桜)の下で死にたい。その如月(二月)の満月の頃に”というような意味の歌です。わざわざ”その”とついているのは、旧暦二月十五日がお釈迦様の命日(涅槃会)であることを意味しています。西行法師はお坊さんですので、お釈迦様に憧れがあったのでしょうか?

しかし西行法師は桜がほんとうに大好きな歌人でもありました。百人一首には月の歌が収録されており、新古今に収録されているのも鴫立つ沢の歌ですが、彼は桜の歌をたくさん詠んでいます。『仏には さくらの花を たてまつれ わがのちの世を 人とぶらはば』という、自分の死後には桜を供えてほしいという歌まで残すほどです。そして年と地域にもよりますが、旧暦二月十五日ごろは桜の咲くころでもあります。

西行法師は望みをほとんどかなえて、旧暦二月十六日に亡くなりました。今年の桜の開花予想は、名古屋では3月19日~22日のあたりのようです。

お店のある栄ミナミエリアには、オオカンザクラなどの早咲きの桜が街路樹として植樹されています。こちらはおそらく3月上旬に間に合うので、3月のご来店の際はぜひご覧になってくださいね。

 

4月

 

4月5日は二十四節気の清明(せいめい)です。四柱推命の先生の言う四月はこの日から始まります🌿
沖縄ではこの日をシーミーと呼び、お墓参りをする季節になっています。中国からやってきた行事なので、中国でも同じような風習があります。
お墓参りといっても雰囲気はピクニックのようです。4月の沖縄は桜こそありませんが気候の良い海開きシーズン。広いスペースのある沖縄式のお墓に親族で集まって、みんなでお重を食べるそうです。
清明は万物が清らかで明るい時期という意味で、中国では踏青といって外に出かける風習もあるそうです。名古屋のソメイヨシノは散った頃になってしまいそうですが、カーテンを開けて春の陽気を浴びるのもいいかもしれませんね🌸

そして4月17日から土用入りです。五行思想における季節のエネルギーの変わり目で、春の木のエネルギーから夏の火のエネルギーに変わる移行期間、土のエネルギーの時期になります🏔5月5日までのこの期間はとくに動土、土木工事に着手することは大凶とされています。

 

5月

 

5月6日は立夏です🏖️

東洋思想ではこの日から暦の上で夏となり、火のエネルギーが支配する時期となります。夏至を中心とした一年で一番明るい季節です🌞

衣服を夏服に変える衣替えは6月1日とされてきましたが、今の気候ではそれより前に夏服を出す方がほとんどだと思います。

二十四節気ではお先に夏になっているので、遠慮せずに体調と気温や湿度に合わせた格好をしてくださいね。

ちなみにかつての日本では旧暦四月一日に着物から綿を抜いて夏支度をしたそうです👘 難読名字の四月一日(わたぬき)さんはこれに由来します。

今年の旧暦四月一日は5月20日です。今年は閏二月が挟まったのでやや遅めですが、たとえば来年なら5月8日、再来年なら4月28日になるそうなので、現代感覚にも近いかもしれませんね。

 

6月

 

6月21日は夏至です🌞

一年で一番昼が長い日ですが、日本では全国的にメジャーな行事が伝わっていないので二至二分の中では影が薄いような感じがします。

日本より緯度の高いイギリスなどではより分かりやすい形で夜が明るく、妖精の世界と繋がりやすいと考えられているそうです。シェイクスピアによる妖精の出てくる劇『真夏の夜の夢』の真夏も夏至のことを指す……のですが、実は舞台は五月の初めの五月祭りの前夜です🧚夏至も五月祭り前夜もどちらも妖精の世界と繋がりやすい日とされているらしいです。

夏至と五月祭りの風習は共通するものがみられるケースもあり、流行したホラー映画『ミッドサマー』も夏至というタイトルですが、ビジュアルにはイギリスなどでは五月祭りに使われるメイポールに似たものが写っています。花で飾られた高い棒に、リボンなどがついているものです。『ミッドサマー』の舞台は北欧なので、イギリスよりも花の季節が遅いのですね。

一応日本でもかつてはこの日を境に日が短くなる=一年の陰の部分に入るということで、お祓いなどをする風習があったようです。現代ではどちらかというと、六月の終わりにある夏越の祓のほうが有名ですね。お店の近くの若宮八幡社さんでも毎年大祓が執り行われ、参拝客がくぐれる茅の輪が用意されたりしていますよ。

 

7月

 

7月20日からは夏の土用に入ります🌞

立秋前日である8月7日まで続く、四季の移行期間です。五行思想では火の属性だった夏から金の属性である秋に変わる間の土の属性の期間になります。とくに夏の土用はみなさんも日常生活で意識することが多いのではないでしょうか?

夏の土用は土用干しの時期でもあります。梅雨が明けて湿度が低くなるのを利用して、衣類や書物を風に当てて虫がつかないようにしたり、漬けておいた梅干を干したりする行事です。

たとえば京都の北野天満宮では、土用の時期に梅干を干すそうです。ご祭神の菅原道真公がお好きだった梅の木が境内にたくさん植わっているので、収穫された梅の実から梅干をつくっているそうですよ。

出来上がった梅干はお正月に食べるために12月13日から授与されるようです🌸 元旦に北野天満宮の梅干をいれたお茶を飲むのは、951年の疫病流行の際の故事に由来しているそうで、無病息災を祈念してのことだそうですよ🍵

 

8月

 

8月8日は立秋です🌞

この日から暦の上では秋となり、暑中お見舞いは残暑お見舞いになります。

この秋というのは日照時間で区別された秋なので、まだまだ暑さは続きます。その点月の暦である旧暦の方が実感に近いかもしれません。今年は8月16日が旧暦七月一日になります。旧暦の七夕(七日)は22日ですし、お盆(十五日)は30日になります。

夏の習慣であるお中元も、もともとは旧暦の七月十五日を指していました。中元とはもともと中国の道教の行事です。お盆は中国で中元と混ざった経緯はあるようですが、こちらは夏安居という別の行事の終了日が日付の由来になっています。夏安居とは、外出に不向きな雨季にお坊さんが籠って修行をする行事です。

中元があるように、上元と下元も存在します。それぞれ旧暦一月十五日と十月十五日です。夜空にたくさんのランタンを飛ばすあの幻想的なお祭りも、実は旧暦一月十五日の上元節に行われているんですよ🕯

 

9月

 

9月29日は中秋の名月です🌕
中秋の名月というのは、旧暦八月の満月を指します。旧暦において、季節は一月~三月が春、四月~六月が夏、七月~九月が秋、十月~十二月が冬になります。今年でいうと春は1月22日~、夏は5月20日~、秋は8月16日~、冬は11月13日~です。
一つの季節がそれぞれ三か月ずつあるので、ひと月目を初〇(もしくは孟〇)、ふた月目を中〇(もしくは仲〇)、最後の月を晩〇と呼びます。だから秋二か月目の旧暦八月を中秋と呼び、旧暦一月は初春と呼ぶのですね。最近ではお手紙の時候の挨拶で見かけるでしょうか💌
九月は太陽のこよみでも月のこよみでも秋にあたり、実際に実りの秋として稲の収穫なども始まります。しかしまだまだ暑さは続く予報ですので、気を付けてお過ごしくださいね。

 

10月

 

10月21日から土用入りです。11月8日の立冬まで、土用の期間が続きます。

でも土用っていったい何なのでしょうか?

一言でいうと季節の移行期間なのですが、もう少し説明すると五行思想の話になります。

四柱推命の占いは根底に中国の五行思想があります。古代中国ではとてもメジャーな思想だったので、漢方・薬膳のような医学分野でも用いられている思想です。

この五行思想はこの世のものを五つの属性に分けます。木と火と土と金と水です。それぞれが別の属性を助けたり攻撃したりする性質があるので、ゲームに出てくる水タイプと火タイプと草タイプがそれぞれジャンケンのように相性がある様子はイメージが近いかもしれません。

というわけで昔の中国人はなんでもこの五つに分類しました。五臓六腑の五臓もそうですし、五穀や五色、五味などこの世のすべてをです。方角も東西南北に中央を加えて五行にあてはめました。東が木で西が金、南が火で北が水です。そして中央は土。土はすべての礎なので、少し特別なのです。

ところが季節は春夏秋冬の四つです。春を木、夏を火、秋を金、冬を水としましたが、土はどこでしょう?

昔の人は季節の変わり目が土に当てはまると考えました。もしくは、長夏という時期だとか、梅雨であると考えた人もいました。季節の変わり目を土用とする考え方の方が、暦の上では一般的です。暦の上の四季から五分の一ずつ土用にもらってくると、みんな五分の四ずつ季節を受け持つことになって、きれいに一年を五等分できます。

……と、難しい話をするとどんどん膨らんでいくのですが、結局のところ土用は五行思想に基づく季節の変わり目です。

具体的には土いじりをしてはいけないといわれていますが、これはどうやら平安時代の陰陽師が由来のようです。陰陽師は暦を計算して吉凶を判断する職業なので、そういうことも指導するのですね。

はるか平安時代に思いをはせて、今年は庭仕事は21日までに終わらせてみてはいかがでしょう?

 

11月

 

 11月23日は勤労感謝の日です👨‍🌾

 勤労感謝の日は二次大戦の後に制定された祝日ですが、その起源は古く、古事記の時代にもさかのぼるそうです。勤労感謝の日はもともと新嘗祭というお祭りでした。

 新嘗祭はその年収穫できたお米を神様にお供えして、収穫に感謝したりするお祭りです🌾 現在も神社や宮中でお祭りが行われ、お店の近くの若宮八幡さんでも勤労感謝の日前後に新嘗祭が行われるそうです。

 この新嘗祭の日付はもともと、旧暦十一月の二の卯の日とされていました🐇 つまり毎年日付が移動するお祭りなので、祝日に制定するにあたりちょうどよい日付を選んだようです。

 二の卯の日というのは、二番目の卯の日ということです。一年ごとに十二支が設定されて今年が卯年であるように、実は日付にも一日ごとに十二支がめぐっています。

 ほかにも神道のお祭りでは本来日付の十二支を指定して行われるお祭りも多くあります。たとえばお稲荷さんのお祭りである初午は、二月の最初の午の日に行われます🐎 日本では旧暦による月の満ち欠けをもとにした日付を長く使っていましたが、このように十二支による日付も意識されていたのですね。

 四柱推命の占いでも、この日付の干支も使って占っています。四柱推命では生まれた年・月・日・時間の干支をつかって占います。ラッキーデイやアンラッキーデイもわかるので、気になる方は四柱推命の先生に聞いてみてくださいね。

 

12月

 

12月16日には、熱田区にあります秋葉山圓通寺で火渡神事が行われます🔥

燃えている火の上を行者さんや信者の人が渡っていくお祭りで、何曜日にあたろうと毎年12月16日に行われます。火伏をはじめとして様々なご利益があるそうですよ。

なぜこの日かというと、人間に変身して修業していた秋葉権現が、天狗のすがたをあらわして、このお寺を守っていくことを告げたのがある年の十一月十六日(旧暦)の夜だったからだそうです。それ以来旧暦十一月十六日にお祭りを行っていたようですが、今は新暦の12月16日に決まっているようです👺

ところで旧暦は月をもとにしており、新月が一日で満月が十五日ごろになるように定められています。

なので秋葉権現が天狗の姿を現したのも、十六夜の月の明るい夜だったのでしょう。

十二月といえば赤穂浪士の討ち入りも有名ですが、こちらは旧暦十二月十四日。やはり月の明るい夜のことだったのがわかります。

もちろん雲が出ることもあるでしょうが、今のように明るい電灯がない時代では月明りの有無は夜の活動に重要な要素だったでしょう。「月夜の晩ばかりと思うなよ」という古典的な捨て台詞も、天気だけではなく日付をほのめかしているのですね。

旧暦の日付は夜の明るさと結びついていることを頭に入れると、歴史上の事件も見え方が変わってくるかもしれません。12月の満月は27日です。月の明るさを感じてみてくださいね🌕

 

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今月のこよみ

 

1月1日は、グレゴリオ暦における新年です🎍

時間というものは絶対的に見えますが、それを表す暦は人間が決めたものなので色々な見方があります。グレゴリオ暦の今年の1月1日も、ユリウス暦では12月19日ですし、旧暦では11月20日です。

私たちが現在使っている暦はグレゴリオ暦といいます。16世紀にローマ教皇グレゴリオ13世が制定した暦です。地球が太陽の周りをまわる周期(365.2422日)に合わせて作られています。

それ以前には、ユリウス・カエサルが紀元前1世紀に制定したユリウス暦が使われていました。ユリウス暦も一年が365日で、うるう年が4年に一度入るルールになっています。しかしこれだけでは1000年で7日ほどズレてしまうので、グレゴリオ暦ではさらにうるう年の特別ルールを追加されました。

グレゴリオ暦はローマ教皇が制定した日付なので、即座に世界共通のものとなったわけではありません。たとえばロシアのクリスマスは1月7日といわれるのは、ロシア正教がユリウス暦を使っているからです🎄

旧暦は太陰太陽暦と呼ばれるもので、月の満ち欠け(約29.5日)にあわせてひと月を決め、太陽の動きに合わせて一年を決めています。こちらも日本国内では歴史上何度も改定されており、精密な天体の運行に合わせようとする努力がうかがえます。

一方、太陽の周期を無視した暦もあります。月の動きだけを求めた太陰暦は、イスラム教徒の方が使っています。1年を厳密に月の満ち欠け12回分と定めたもので、グレゴリオ暦とは1年で11日ほどずれていきます。断食の月が毎年少しずつ違う時期にあるのはこのためです。断食の間は日が沈んでいる間のみ食事ができるため、夏にあたる方が大変になります🌅

また、マヤ文明やアステカ文明では祭祀のために260日を1サイクルとした暦が使われていました。マヤ暦の占いで使われる暦です。1年=365日のこよみも併用されていたそうですが、こちらの365日の暦も20日間×18か月+5日で構成されており、月とは呼ぶそうですが月の運行とは大きくずれています。

暦というのは天体にあわせているようで、結局人間が決めているものです。1年の始まりも、暦によって色んな時に当たります。現代で様々な価値観に触れられる私たちは、だからこそ自分の区切りの時を持つのが大事なのかもしれませんね。

 

 

 

 

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