私は彼に言った。


世の中のあり方として、本当の正解はあなたが彼女の所に戻ることだと思う。

私のことが好きで一緒になりたいと思っても、子ができてしまったのなら、それも経済力のない母親なら、例え好きでなくても家族として住んでいくうちに情がわいてくるように、スタートしてみるしか仕方がないと思う。

世の中、子だけのために一緒に暮らしている人たくさんいるよ、みんな我慢もしている、それをとるのが自然、

私と結婚してもあなたのDNAは残らないかもしれない、

それより確実に残ったDNAを守るのが役目ではないの?

私はそれが正解だと思うから大丈夫、そうしていいのよ、


と言ったら、



『そんなことは僕だって考えたよ、でもそれはできない。

彼女のことがだんだん嫌いになるんだ。

妊娠した時は反対したけど、彼女が産むと決心してしまってからはどうにかこの人を愛せないか?子供ができたんだ、子供だけでも愛せれば一緒にやれるかもしれない。

前妻との子と別れるとき本当に辛かった、その代わりとして愛せないか、

yuriと結婚したら子は望んでいないからもう最後の子かもしれない。

どうにか愛せないのか、と僕も散々考えたよ、ベビー用品を買って送ったりしてみた、でもやはり彼女の子だと思うと、愛情がわかないんだ、

自分でも本当に不思議なんだけど、子供が本当に欲しいのだけれど、この人のこの子にはどうしても、自分の子という気持ちがもてなかった。

だからもう別に生きていくしかないと諦めた。

自分でも本当に不思議なんだ、どうしてだめなんだ?という気持ちなんだ』という。



彼が私と付き合いながらも子供を受け入れられないか努力していたことがわかり驚いた。

が彼も苦しんでいるのがよくわかった。

子供に愛情をもてない親も苦しい。