12月には婚約指輪を買いに行こうということになり、初めて私の部屋に泊まった

それまでは都内にきてもホテル、大阪に行ってもホテルだった。

私は好きになったら、やはりおうちでゆっくりがよいけれど、彼にはそれまでは家に入れる気にならなかった。


そして初めて泊まって明日婚約指輪を買いに行くと言うクリスマス前の日、夜中に目が覚めた私は何気なく、携帯がみたくなって、彼の携帯をみた。

今まで一緒にホテルに泊まっていても、携帯を彼は置きっぱなしにしていたし、ロックもかけていないことは知っていたが今までは、なぜか見る気がしなかった。

しかし、自分の部屋に泊まったら、なぜか見たくなってしまったのです。


さらっと流してみていくと、9月のメールに『無事子供が生まれた、あなたに似ている、顔を見に来て欲しい、名前をこの中から選んで』というメールが・・・・・・・

私は誰かに胸をどん!とグーで突かれたような衝撃で立っていられなかった。


そのあとざーっとメールを読むと私と会う前の1月に彼女と交渉、1月末に妊娠発覚、彼はメールからみるとあなたを好きでないので結婚はできないし、子も認められないし、面倒もみれない、と書いてある。

彼女からのメールにもあなたに嫌われているとわかって、今この子をどうしたらいいか悩んでいる、でも産みたい、と言うようなことが書かれている。

その後一度あってお互いの気持ちを言いあった様子だが、物別れに終わり、その後は彼は会わないときめたようだった。

しかしメールがあれば返信はしている。

ダウンが生まれたらどうしよう、というメールに、気になるのであれば羊水検査をしたらよいでしょう。どうしようではなく、あなたが決めることです、あなたが選んだ道なのだから・・・・と彼は答えている。



そのうち私と知り合い、私とのメールが続くのだけれど私へのメールにはハートマークが散乱しているのに、彼女へのメールは冷たい、体の相談をしても

『僕は婦人科医ではないので、産婦人科で相談してください』とか。

でも羊水検査の費用などは送金している様子だった。



私は眠っている彼をたたき起こして問い詰める力がもうなかった。

そのまま一睡もできず、夜を明かし、翌日彼には打ち明けられず、買い物に銀座にでかけたが、婚約指輪も上の空。

なにもしらない彼は決まらないなら他をさがしてみようとブルガリ、カルティエ、ティファニー、ショーメなど回ってくれたが、私は呆然自失で全くみた指輪を覚えていない。


そのまま決めずに彼は、また年末来るからその時決めよう、と帰っていった。私はその後悩んだ。




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