こんばんは。
ちょっと間があいちゃいました。
微妙に〆切に追われていまして・・・少し手が空きました。
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実は、友人の絵師さんに電王戦の前にお願いをしてありまして、絵を描いてもらいました。
【ポイント】
・ツルツルとモジャモジャの対比
・人間臭い+禅=破戒僧
とみをねーさん(@tomimin)ありがとう!今度打とう!
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旬の人であるZENくんですが、インターネット碁会所「KGS」で昼夜を問わず打ちまくってます。
いや・・・相当強いね・・・。おじさん驚いちゃうよ。
そうそう、数日前ですが、ZENくん白番の碁でこんな形が出てきました。
ぱっとみたところ、黒地が15目くらいありますかね・・・。
えっ、この黒を(抵抗した結果とは言え)全滅させられるの・・・?
ちょー強くない・・・?
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昨日、日本棋院からまたまたビッグイベントのアナウンスがありました。
日中韓トップ棋士と囲碁AIによる世界大会「ワールド碁チャンピオンシップ」を開催
概要は日本棋院HPに書いてある通りですが、簡単にまとめると・・・
①賞金がでかい
②囲碁AIが選手として公式棋戦に参戦。ただし、AlphaGoは出ない
③中韓の出場棋士は調整中
④関西色が強い(スポンサー、会場など)
というところでしょうか。
記者会見も行われたようですが、動画が見つかっていません。
あしからず。。。
いろいろ考えることはあります。
①賞金がでかい
⇒中韓の棋戦はこれほどの高額賞金はなかなかないみたいですね。
総額5,000万円、優勝賞金3,000万円、最下位でも500万円が確定しているわけですから・・・。
しかしAlphaGo VS イ・セドルのチャレンジマッチでは勝者に約1億円+出来高だったので、
さすがはGoogle!という感じで別格でした。
ごく少数の棋士しか呼ばないのに、これだけの賞金額を必要としたのは、やはりこの
チャレンジマッチのイメージが強かったのでしょうね。
とはいえ、チャレンジマッチを抜きにすれば破格の条件と言って良いでしょう。
賞金以外もろもろ含めてざっと倍(?)で本イベントのコストを1億円とみれば、今の時代
これを粗利ベースで稼ぐことはなかなか大変です。
大企業と言ってもおいそれと出せる金額ではないでしょうから、その調整の大変さはある程度
想像ができる、というものですね。
②囲碁AIが選手として公式棋戦に参戦。ただし、AlphaGoは出ない
⇒産経ニュースによると「今春、韓国のイ・セドル九段に圧勝した米グーグル傘下のベンチャーが開発した「アルファ碁」にも出場を打診したが、スケジュールの都合で不参加となった。」とのこと。
スケジュールの都合、ってのが引っかかりますが・・・まぁ枝葉なのでこれは置いといて。
やはり、Googleは勝負の場に出てきませんでしたね。
ドワンゴの川上会長が前の電王戦PVの中で語っていた表現を借りると「Googleとしてはディープラーニングがここまで進んだ技術だとアピールできれば終わりだが、囲碁界にとっては面白くない」ということに尽きるでしょうか。
Googleは囲碁にこだわっているわけではなく、AlphaGoが体現したメソッドを汎用化して、現実世界に適用させていくことが目的なのですから。
優秀な人材を集めるためのブランドを自ら落としかねない、勝負の場に出るというリスクは間違っても取らないでしょう。
とはいえ、11月6日にDeepmind社のCEO、デミス・ハサビスは自らのツイッターで「AlphaGoは進化している!次の試合を2017年早々に執り行う!詳細はしばしまたれい!(意訳)」とのことで、自分たちで用意した勝負の場で戦うということですね。
このハサビスのアナウンス、11月9日にニコニコ動画で行われた「DeepZenGoに関する発表記者会見」の直前に出された、ということが興味深いですね。
やはり、相応にZenの動向を意識していて、ジャブをうってきたと見てよいものか。
私もやはり囲碁界の人間なので、Googleが彼らの目的のためだけに、AlphaGoを生んだとすれば、それはちょっと悔しいし、ちょっと悲しいとすら言えるかもしれません。
だから、囲碁界が、日本棋院のリードでこのイベントを通じて、Googleになんらかの揺さぶりをかけたのは、見ていて気持ちいいですね。
このイベントがものすごく盛り上がれば、AlphaGoがZenや、他の棋士たちと雌雄を決しなければいかん!というような世論が高まるかもしれません。
この調子でどんどんGoogleに勝負をかけていこう!
でも、きっとGoogleは大人だよな~~~。
③中韓の出場棋士は調整中
⇒やっぱり、それぞれのナンバーワンプレイヤーに出てきてもらいたいですね。
次のAlphaGoの対戦者が、なんらかの契約をGoogleと結んでいない限りは、特に障壁はないのでは・・・と思いますけど。
④関西色が強い(スポンサー、会場など)
⇒関西総本部所属の常務理事である円田九段によると、本イベントは3月から調整に動いてきた、とのこと。
井山くんと囲碁AIを組み合わせたイベントというのは、その時点で既定路線だった、ということでしょうかね。
井山くんを世界戦に!という声が日本囲碁ファンに多いことは百も承知だったわけですが、スポンサーのことを考えれば、タイトルを返上して世界戦に集中!というわけにはいかないのもわかります。
井山くんの負荷を極力下げるために「国内(大阪)開催」「短期決戦」「話題性」を混ぜてできあがったのがこの形ということでしょうか。
いずれにしても、また3月までの楽しみが増えました。
俺もそれまでにあと2子くらい強くなって、楽しめる棋力を備えよう!
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