どもです。

すこーし疲れがたまっていたようで、更新が遅れました。


準決勝、決勝のの結果および棋譜はこちらから。
http://www.pairgo.or.jp/event/proama_pairgo2016/live.htm


準決勝のお相手は鈴木七段、芝野アマペアでした。

http://gokifu.net/t.php?s=7431455588507444


白20はゴツい手。普通の感覚なら16-Fなどと受けるところですが、このタイミングでキカしにきたのは意味があります・・・

が、高段者向けの話になっちゃうので割愛。


黒も反発心が鎌首をもたげ、万波さんがほぼノータイムで21にツケ。

「読んでないだろ、雰囲気だけで打ってるだろ」と内心ツッコむ俺。


黒31まで一段落。ここで続けて白32に押したのは良いところ。

これに対し、万波さんが黒33にハネたのですが、ここは個人的には13-Gにノビくらいかと思っていました。

「あれ?ガンガン行くってことかな?」と黒35に二段ハネをしたのですが、どうやら局後の検討では構想が違っていたみたいでした。


万波さんのイメージ?

えっ、先手取って大場に回りたいってことか・・・。


白36から黒43まで、一気に全面戦争に。

でも、感覚的には黒の方がちょっと苦しそう。

というのは、すぐに弱点を突いてきた白46~52まで、中央の黒3子が逃げだすことが非常に難しい。


気を取り直して、右上の白に襲い掛かります。

白60では、17-Lに押さえた方がしのぎやすかったでしょう。

黒61が機敏な反撃で、けっこう白も苦しくなってきました。


大事な手どころで、俺の打った黒75が大悪手。

白78が良い手筋(詳細割愛しますが)で、思いっきり形勢を損ねてしまいました。

素直に18-Rに押さえておけば、黒もけっこうやれた戦いだったはずなのですが・・・。


一応、白86までコウのような形をしていますが、黒の方が苦しい。


ただ、左上が黒93、95と決まって、黒97が鈴木さんの読みから外れていた勝負手。

ここで鈴木さんが2回の考慮時間を使って打った白98が最善手でした。


黒103もうまい手で、この黒の一団は取られないのですが、しかし、白106まで上方へ白が連絡し、ほぼ上辺の黒の一団は取られている状況です。


白132の時に、万波さんから「投了しようか?」という視線を向けられましたが、俺はこれを拒否して(!)続行。

ペア碁なので、なにかが起きる可能性はあるし・・・。


白134から深入りしてきたので、一瞬最後の勝負がまだありうるかな、と思いましたが、最後はきっちり仕留められました。


うーん、この碁はちょっと意思の疎通に難があったのと、俺の75手目の大悪手が・・・。

さすがに反省。



局後、万波さんから義理ゴディバをもらいました。

やはりモテ女は気遣いが違いますね!


今回のイベントは石田芳夫先生のお客様が個人スポンサーとして出資されたとのことですので、来年もあるかどうか?

何かにつけて、囲碁のスポンサー発掘というのは命題であるなぁ。



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