学生の宿題の添削をしていたときのこと。
日本語の勉強を始めたばかりのクラスだったので、
ひらがな練習のための宿題でした。
ローマ字を見て、ひらがなで書く練習です。
ame → あめ
kutsu → くつ
nihon → にほん
などなど。
簡単そうに見えますが、
ひらがなの練習を始めたばかりの人にとっては
けっこう難しいのです。
kudamono → くたもの
そうそう、濁点「 ゛」を忘れる人はとっても多い。
言語によっては濁音がないので、使い分けが難しいんですよね。
kudamono → くだまの
うんうん、「ま」と「も」はちょっと形が似ているから、
間違えるよね。
想定内です。
そんなことを思いながらチェックしていたとき、
ある学生がミラクルなミスをしてくれました。
とてもかわいい女の子が書いた答え。
kudamono → けだもの
ええ??
確かに、「く」と「け」は50音表で隣り合っているから、
間違えるのもわかるけど!!
たった一文字でこうもインパクトが違うとは!
もちろん本人は自分がまさかそんなに驚かれているとは
想像もつかないでしょう。
正しい答えを書いたと思っているはず。
もしかしたら、自分が気づいていないことで、
周りの人をびっくりさせていることって、
意外とあるのかもしれません。
それが「おもしろいな」と思われるようなことならいいですが、
不快感を感じさせている可能性もあります。
自分にとって「正しいこと」「当たり前だと思うこと」が
周りの人にとってもそうだとは限りませんよね。
常に周りに気を遣いながら生きていくべきだとは思いませんが、
自分が「正しいと思っていること」は
他の人にとっては違う可能性があることを
忘れずにいたいものです。
頭と心を柔軟に・・・