こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
私がセッション進めていく上で、
重視しているアプローチの一つが、
インナーチャイルドワーク。
インナーチャイルドという言葉は、
いろんな意味合いで使われていますよね。
文字通り、
「自分の中にチャイルドがいるのだ」
というものもあるでしょう。
この捉え方のメリットは、
クライエントさんの内面に寄り添う際に、
いい意味で感情移入ができること。
デメリットは、
インナーチャイルド至上主義に
陥りがちなこと。
インナーチャイルドは神聖なものだから、
何をおいても最優先しなければならない。
こういった考え方で進めていくと、
インナーチャイルドは、
生活の中でより感情的になることが
多いのです。
要はインナーチャイルドとしての感覚を、
誰も尊重しない、とか。
全然わかってくれない、とか。
要は社会性というファクターに対しては、
マイナスになることがある、
ということです。
そしてあの人(カウンセラー、セラピスト)だけは、
分かってくれる。
他の人は全然ダメ。
みたいになりやすいんですね。
これはある意味セッションによって、
クライエントさんが
悪い方向に行ってるように思います。
しっかり寄り添うことは大切とは思いますが、
インナーチャイルド至上主義は
行き過ぎと思います。
私がインナーチャイルドワークを重視するのは
クライエントさんの
中核信念(コアビリーフ)を反映していると思えるから。
この領域は
分析的なアプローチだけでは足りません。
痒いところには、
手が届かない感じ。
理屈だけで感情に働きかけるのは
カテゴリーエラーと思いますね。
ただ理屈も大切。
クライエントさんの話される様子や内容から、
「どのような中核信念(コアビリーフ)があるのだろう?」
と常にアンテナを立てています。
そしてある程度、
中核信念(コアビリーフ)が特定できたら、
その情報をもとにインナーチャイルドに働きかける
言葉の内容のあたりがつくのです。
ですから傍目には通常の会話から、
いきなりインナーチャイルドワークに
突入するように見えるでしょうね。
通常のインナーチャイルドワークは、
移行させる上で
時間をかけることが多いです。
目を閉じていただき、
ゆっくりと内面を感じていく。
心の中でいろんな感覚が湧き上がってきて
そこに寄り添い深めていく。
私も以前は、
そのようなインナーチャイルドワークをやっていました。
ただ最近は、
中核信念(コアビリーフ)に基づいた言葉がけをすることで
ある種、瞬時に
インナーチャイルドにアクセスすることができるので、
定型的なやり方は使わなくなりましたね。
このようなやり方は
あまり知られていないように思いますが
非常に実用的です。
このようなセッションの様子に
同席したとしたら、
いきなりインナーチャイルドに対して、
決め打ち的に言葉をかけているように
思えるかもしれません。
でも実際は違います。
緻密な情報収集に基づいて特定した
中核信念(コアビリーフ)を踏まえての、
言葉がけだからです。
このやり方は私独自のものなので、
その違いを明確にするため
コンパクトチャイルドワークと呼んでいます。
ただコンパクトとは言え、
浅いワークというわけではありません。
非常に心の奥底に届く感覚を
クライエントさんはするようです。
大きな癒しが起き、
中核信念(コアビリーフ)の変容も起きます。
ただそこに至るまでの手順が
コンパクトなだけです。
つまり効率が
良いということですね。
このテクニックのキモは、
クライエントさんの話を聞きながら
中核信念(コアビリーフ)を
特定する能力を高めること。
加えてインナーチャイルドに届く
言葉を紡ぎ出す感受性。
つまり分析力と感受性。
この二つの能力を高めれば
コンパクトインナーチャイルドワークは
ラクラクできるようになるのです。
どちらもカウンセラー、セラピストとして、
ごまかしのきかない、
基礎力の部分ですね。
そしてコンパクトチャイルドワークの良い点は
もうひとつあります。
セッションの中で心の奥底に届いた言葉を
日常生活の中でクライエントさん自身が
使えるようになること。
シンプルだけど
心の奥深くに届く言葉があるのです。
これは自分で自分に行う
チャイルドワーク。
日課にできるんですね。
セルフでインナーチャイルドワークを行うと、
インナーチャイルドワーク至上主義的な、
弊害は起きにくいです。
自分だけでもかなりの部分満たされるので、
周りの人に、
特別な配慮を過剰に求めなくなるからです。
これは非常に大きな
変容を促します。
インナーチャイルドワークの頻度が
飛躍的に上げられるのも大きいです。
このようなことが可能になるのも
コンパクトだからです。
そしてコンパクトにできるのは
繰り返しになりますが、
中核信念(コアビリーフ)を
特定できているから。
中核信念(コアビリーフ)は
セッションにおける急所です。
急所を抑えて働きかかけることで、
安全で深いワークを
提供できるようになるのです。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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